昔から「日本人は水と空気はタダである」と思って生きてきたと言われていたが・・・。
いつ頃からだったろうか?
ペットボトルの水を買うようになったのは・・・。
水は、地球の生物の生命の維持に無くてはならぬものであるが、ひとたび牙を剥いたら、こんなに恐ろしいモノはない。
少な過ぎても、多過ぎても、生命の維持には害になる。
これまで日本は、丁度良い量の水によって豊かな生活をおくれていたが、近年は、そのバランスが大きく崩れてしまったようである。
特に、ここ最近の台風の雨の量は物凄くて、あちらこちらで洪水が起きている。そこに、ゲリラ豪雨だとか、今回の梅雨の線状降水帯だとかで、台風以外にも大雨が降ることが増えてきた。
日本が豊かな水に恵まれているのは、山が多くて、急峻な地形によるところがおおきかった。
裏返せば、平らな土地が少ないと云うことでもある。
第二次世界大戦後に、急激に人口が増え、核家族化もあって世帯数が増えたから、山を切り崩し、水面よりも低い土地には堤防を築いて、海や潟や湖を埋め立てて住宅地を開発してきた。本来は、人が住んではイケナイ場所であったのだと思う。
つまり、かなり無理をして住宅地を造成してきたのだ。
しかし、こう云う土地は災害には弱いのだ。
現在、日本は、人口減少社会になっている。
今後は地球温暖化による気候変動で、毎年、毎年災害の大型化が起こるであろう。
これからは、災害に強い場所に暮らすようにしなければならないであろう。
「地震、雷、火事、親父」とは日本では昔から怖いモノの順番であったが、この中に「水」が入っていないのは何故なんだろうなぁ〜。
我が家は昔、火事で自宅と店舗を全焼したことがあったから、火事の怖さは身を持って経験している。
火事ではあらゆるモノが全て焼失してしまったが、逆に何も残らないからこそ、スパッと諦めて新しい生活に移行することが出来たが、洪水や土砂崩れの泥水の被害は恨めしい災害だろうなぁ〜。
モノは形は残るものの泥を洗い流しても使い物にはならないからだ。捨てる作業や洗う作業には精神的にも肉体的にもかなり披露が蓄積するであろう。