«前の日記(■2020-07-09-Thursday) 最新 次の日記(■2020-07-11-Saturday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2020-07-10-Friday 指定感染症

東京都のコロナ感染者数が200人を超えている。

メディアは、医者の「感染が拡がっている。医療体制も逼迫寸前だ」との警鐘を連日報道しているが・・・。

国全体を見なければならない政治家と、感染を止めたい医者とでは、視点が異なるのは当たり前である。

問題は、新型コロナウィルスが「指定感染症」に指定されていることだ。

私が暮らす十勝・帯広でも、これまでに10人の感染者が出たが、2週間〜10日間ほどの隔離、入院が必要になる。

職場などの消毒や濃厚接触者のPCR検査などで、周辺の人々に多大な影響を与える。

人口35万人の十勝では、誰が感染したのかは、すぐに分かってしまう。そうなると心無い人たちや無知な人たちによる差別や偏見に晒され、村八分に近い事態となってしまう。

だが、風邪やインフルエンザに罹った人に対して、果たして同じ様なことをするだろうか?

誰でもが風邪やインフルエンザは罹患する可能性が高い流行性の病気なのだから、罹った人が身近に居ても、さほど気にもしていないであろう。

メディアも「今日は東京で200人の感染者が見つかりました」なんてコロナ感染者数の報道はサッサと止めるべきだ。インフルエンザの感染者数の発表なんてやっていないだろう?

いたずらに「恐怖心」を煽っているだけである。

新型コロナウィルスが流行り始めた頃には、まだ未知のウィルスであり、罹患者の症状なども分からなかったから、恐怖に駆られることは理解出来る。

だが、日本では、重症患者数も死亡者数も欧米諸国よりは格段に少なく抑えられているではないか。

どんな病気であっても、死ぬ人は死ぬし、生きる人は生きるのである。

人間の寿命は、病気だけで死ぬわけではない。

災害や事故や事件に巻き込まれて亡くなる人もいる。

このまま自粛を続けていたら、クビになって職を失ったり、会社が倒産したりして絶望し、自殺する人だっているだろう。

何で死ぬのかは運命だ。

政治家は、コロナで死ぬ人だけを救えば良いのではない。国全体をみなければならないのだ。

まずは、政府は、新型コロナウィルス感染症を指定感染症から外すべきだ。ただし、国民には衛生観念をしっかり持ってもらい、マスクの着用、手洗い、うがい、換気の奨励を続けていけば良いと考える。ソーシャル・ディスタンスは不要であるが・・・。

何度も書いているが、インフルエンザはワクチンも治療薬もあるのに、日本だけでも年間1000万人が罹り、3000人が死亡している。それでもパニックにならないのは、インフルエンザに対する「恐怖心」がないからだ。新型コロナウィルスもインフルエンザと同じ様な病気である。

違いはメディアが「恐怖心」を煽っていることである。