OCTV(帯広シティケーブル)の番組審議会が今日の午後に開催された。
私は審議委員を務めている。
コロナ禍の最中なのでリモートで会議を行うと言われたのだが・・・。
連絡が来た時に、リモートもやってやれないことはないのだが「未だリモートでの会議はやったことがないから欠席する」と伝え、事前に私の感想と意見をメールで送付したのであったが・・・。
担当者が「簡単だから指導に行きますよ」と云うのだ。だが、リモート会議は腹話術師のいっこく堂の衛星放送ネタの「音が遅れて来るよ」みたいで違和感があり大嫌いなのである。
特に、マジシャンにはリモートは合わない。
わずか0.1秒ほどの映像と音声とのズレが「不思議さ」を消してしまうからだ。マジックにはこのズレは命取りなのである。
だから、リモートはやりたくないのだ。
そうしたら、他の委員は自宅や職場からリモートで参加しますが、坂本委員は、当日にテレビ局のある十勝毎日新聞社の会議室にお越しいただいて直接参加してくださっても結構ですよと云うのである。
結局、今日はテレビ局まで出向いて会議に参加したのであった。
コロナ禍で、世はリモート流行りであるようだが、私は昔から「便利は不便」であるとの持論がある。
私が創案した「北の屋台」のコンセプトも「便利さが殺すコミュニケーション、不便さが生み出すコミュニケーション」なのである。
この世からコミュニケーションを失くしてしまったら、ギスギスした世界になってしまう。人間は他人と交わってこそ感情も育まれ、面白い発想も生まれるのだ。
便利さには不可逆性があるから、もうすでに手遅れになっているかもしれない。ますますツマラナクて味気ない世の中になりそうだなぁ〜。