明日は北大病院に検診に行く予定になっていたのである。
検診は6ヶ月毎に行くことになっているが、コロナ禍で延期、延期、延期になって3回パスしたので約1年間検診に行っていない。
コロナ禍も治まり掛けているからと、明日(2日)久し振りに札幌へJRの列車で日帰りで行って来る予定でいたのである。
行きは帯広発06:45-09:34札幌着の始発で行って、10:00からの検診を午前中に終えてから、帰りは札幌発14:15-17:02帯広着の列車で戻る予定であった。
それが・・・。
明日の天気予報は北海道は低気圧で大荒れになるとのこと、帯広も30㎝の大雪警報である。
妻はさすがに1年間も検診を受けていないと心配だから行った方が良いのではと言う。
明日朝の始発列車は雪で遅れる可能性も有りそうだから、今日中に札幌に行ってホテルに泊まった方が安心かもと思い。急いで1泊分の着替えを用意して札幌駅前のホテルを予約してから急遽帯広駅に向かったのであった。
みどりの窓口で列車の予約変更をしようとしたら、明日は全便運休だと言う。つまり今日札幌に行ったら、明日は帯広に戻れないから札幌に2泊しなければいけないことになる。
このコロナ禍で札幌に泊まっても、ススキノに飲みに行ける訳もないし、ただホテルに2泊しても仕方がないよなぁ〜。
病院の予約変更は明日の朝に連絡することにして、とりあえず列車とホテルをキャンセルしたのであった。
「北の屋台」を運営していた2001〜2007年頃には、国から「観光カリスマ」百選に選ばれて、全国各地からの講演の依頼が来て毎日の様に講演に出掛けていた。
なにせ日本の47都道府県の内、長崎・佐賀の2県を除く45都道府県から、しかもほとんどが複数回の講演依頼があったほどの超売れっ子講師であったのだ。
年度末の予算消化の為なのだろう、講演依頼は1〜3月末に集中することが多いのである。北海道のこの時期は天候が荒れる日が多くて、何度も列車が止まったり、飛行機が欠航したりしたものだった。
「明日、飛行機が飛ばなくて講演の時間に遅れたら困りますから、列車で前日に来て下さい」と青森県の十和田市から連絡が入り16〜7時間掛けて列車を乗り継ぎ、青函トンネルを通って行ったこともあった。
まだ若かったから出来たことだが、今、それをやれと言われても体力も気力もついていかないだろうなぁ〜。
そんなことを思い出して懐かしくなったのであった。