北の屋台のオブジェ「いきぬきん」を制作してもらった相原正美さんの紹介である。「せんべい」と云う芸名であるが女性だ。
相原さんの出身地である東京都三鷹市の小学校の同窓生だそうである。
小学生時代に一緒に遊んだ記憶は無いらしいが、地元で久し振りに開かれた同窓会で知り合って意気投合したのだそう。
今回は、相原さんのオブジェとせんべいさんの紙芝居のコラボレーションを企画して、帯広の名所のあちらこちらで披露と撮影をしているとのこと。北の屋台の縁でマジック・ミュージアムにも寄ってくれたのであった。
かなり前に、紙芝居も「大道芸」の一種であるし、面白いと思って喜んで場所の提供を快諾したのだが・・・。
あいにくのコロナ禍の緊急事態宣言の期間延長で、マジック・ミュージアムは休館中であるし、たとえ臨時で開いたとしても観客を密にすることは出来ないから動員も出来ない。
このコロナ禍って奴は、エンターテインメントにとっては最悪の病気である。
仕方がないから、とてもモッタイナイことだが私一人だけでタップリ堪能することになってしまった。
たまたま昨日の十勝毎日新聞の「論壇」欄で、私の幼少の頃の「見世物」に関してのコラムを掲載したばかりである。
しかし・・・。
私は、子供の頃に「紙芝居屋」を見た記憶が無いのだ。
見世物やサーカスや祭りの縁日の露店などは鮮明に覚えているのになぁ〜・・・。
忘れてしまっているのか、それとも帯広の市街地に紙芝居屋さんは来なかったのか、いったいどちらなのだろうか?
昨日、紙芝居屋のせんべいさんが言っていたが、本州でも「ちびまる子ちゃんで見た」とか「NHKの朝ドラで見た」とか言う人は多いけれども、子供の頃にリアルタイムで見たという人は少ないそうだ。
絶滅危惧種の芸能なのである。
紙芝居も話芸のひとつとして是非とも後世に残しておきたい芸能である。
コロナ禍が治まったら大道芸フェスティバルに芸人として招聘するのも面白いかもね。