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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2021-06-15-Tuesday コロナ禍閉店

ゴルフ仲間の・・・

ゴルフ仲間と言っても13歳も年上であるが・・・

このMさんが経営する帯広社交界の老舗(62年の歴史がある)のナイトクラブが今日15日で閉店すると言う。

原因はおそらく「コロナ禍」であろう。

北海道では全国に先駆けて、去年2020年2月に鈴木知事が独自に「非常事態宣言」を発令した。札幌雪まつりに武漢からも大勢の中国人観光客が来道しコロナウィルスをばら撒いたことで、日本人に感染者が現れたことによる。

以来1年4ヵ月に渡って飲食店の営業自粛や時短、アルコール類の販売禁止などの処置が続いている。

国の「緊急事態宣言下」で営業自粛をすれば、1日当たり2万円だかの支援金が支払われるらしいのだが、夫婦二人で営業する小店舗ならいざ知らず、大きな店舗でホステスやウェイターなど数十人の従業員を抱えている店では、焼け石に水なのであろう。

ニュースでは東京の繁華街などでは、営業自粛要請に従わずに営業を続ける店も現れているようだが、そりゃぁそうだろうなぁ〜。

コロナウィルスの好物はアルコールなのだろうか?

コロナウィルスは夜行性なのだろうか?

コロナウィルスは飲食時の会話だけが感染原因なのであろうか?

コロナウィルスは4人以内なら感染しないのだろうか?

国や自治体の自粛要請は、矛盾、疑問だらけであり、まるで「飲食店」を狙い撃ちにしているかのようである。

だが、ことは「飲食店」だけには収まらない。飲食店に食材を卸す会社、飲み物を卸す酒屋、おしぼり、氷、花などを提供する会社、そして、我が社のような飲食店をテナントとする不動産賃貸業者など等・・・、もっと間接的には、オシャレ用の洋服・靴などのファッション業界、巣籠りで減らない化粧品販売業、百貨店業界など飲食業に関連する職業以外にも多大な影響を与えている。

この他にも観客を入れるスポーツ業界、エンターテインメント業界など、移動の為の航空、鉄道、バスなどの交通業界、ホテルなどの宿泊業界などにも多大な損失を与えている。

特に飲食店には中小零細企業や夫婦だけの家内営業も多い。

スズメの涙ほどの支援金では、雇用も守れない状況に陥っているであろう。数十人いるホステスさんは全員が解雇になるという。

ホステスさんにはシングルマザーが多いと聞く。

職を失って、失業保険に頼るとしても、コロナ禍の自粛中では新しい職場はそう簡単には見つからないであろう。こう云う店がこれから多くなるであろう。今後は大企業の倒産も増えるであろう。大量失業者の行きつく果ては生活保護ではないだろうか。

国も自治体も、このコロナ禍で補助金、支援金などを支給して財布は既に底をついているが、オリンピック関係費用では無駄遣いが甚だしいと感じている。

政府だって無い袖は振れないだろうから、今後は何らかの形で歳入アップを図らねばならないのであろう。たぶんそれは税金の徴収という形になるのであろうなぁ〜。

収入が極端に減っているところに、税金のアップなどされたら、ますます日本の経済は不況に陥る。自殺者も増えるであろうし、犯罪者も増えるであろう。刑務所を行政の施設よりも程度の良い三食枕付きの保護施設だと考えるような連中が増えるであろう。治安も悪化する。

感染症の専門家と云われる人たちは、コロナの感染者数が増えないことだけを考えているが、経済の困窮は死者を増やすことになる。

コロナで死ぬのか、困窮で死ぬのか。どちらも同じ「死」「命」である。

日本の経済を破壊したら、コロナの死亡者数どころの騒ぎでは到底収まらない事態になるであろう。それなのに政治家どもは、こんな非常事態なのに、野党は内閣不信任案を提出するというし、与党は解散も辞さじと牽制しているが、そんな悠長な政争をしている場合なのか?

どういつもこいつも・・・・アホらしい・・・