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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2021-07-05-Monday 都議選

都議選の結果が出た。

私は東京都民ではないから選挙権は無いのだが、首都である東京の都議選の結果には関心がある。

結果としては何処の政党も勝者はいないと云う中途半端な結果に終わった。

自民党が25人→33人とやや伸ばしたが、公明党は23人→23人と変わらず政権与党組は合計56人、過半数の64人には届かなかった。

小池百合子知事率いる都民ファーストは45人→31人と減らしたものの、自民・公明に過半数を与えなかった。

テレビでも「勝者無き戦い」と評していたが・・・。

私が考える現時点での勝者は小池百合子であろう。

今回の都議選は、当初、長く続いているコロナ禍で小池人気にも陰りがみえて、都民ファの票が伸びずに惨敗の懸念があった。そんな中での31人当選とは奇跡的な大健闘であった。

それもこれも、やっぱり小池百合子のパフォーマンスの上手さであろう。

孫氏の兵法ならぬ、百合子の兵法とでも云えるほどだと思う。

都民ファが劣勢と見るや、最少は突き放した様に応援には入らずに、投票前には過労で倒れてみせて都民の同情を買った。

病気での戦線離脱であるから、建前上は誰も非難など出来ない。

都民ファの候補も、小池都知事の応援は半分諦めたところに、投票日直前に復帰して応援に駆け付けてギリギリの感謝される体裁を取った。。

都民ファが惨敗すれば「病気のせい」だし、都民ファが勝利すれば「病気をおして応援した私のお陰げ」で、どちらに転んでも小池の得になるハズであった。

しかし、都民ファは14人減で、自民党は12人増と云うまことに中途半端な結果で終わったから、小池の評価も中途半端に終わった。

首の皮1枚残したと云うところか。

でも、これは現時点では、小池にとっては最高の結果であろうなぁ。この人の自分のポジション確保術には舌を巻く。スゴイの一言!

人を自在に化かす妖怪狸といったところかな。