久し振りにまとまった雨が降った。農家には恵の雨であろう。
気象庁のデータを見ると降水量は31mmであったようだ。7月の一ヵ月間に降った量のおよそ倍の雨が一日で降ったのである。
我が家の庭の樹木や花も一気に元気を取り戻したようだ。
天気というのは、気紛れなモノで、晴れたら晴ればっかり、雨が降ったらば雨ばっかりみたいに偏りたがる傾向にあるようだなぁ〜。
これは、けっして地球温暖化による最近の傾向ではなくて、古代の地球からず〜っと偏りがあるのである。
ただ、昔と大きく異なるのは、「都市化」が原因のひとつに加わったことである。アスファルトで地面を覆ったことによって、土の持つ保湿力、保水力が失われている。アスファルトの照り返しや保温力によって、都市部の気温が上がっているのは事実であろう。河川も直線化されたし、都市部に降った雨が地面に吸収されずにそのまま川に集まる。その結果冠水やら洪水やらが多発する。
高層ビルに吹く特有のビル風などの影響で上昇気流が起き易くなったりしてゲリラ豪雨などが発生し易くなっている。
地球も人間もバランスが大切なのだ。
東京・大阪・名古屋・横浜などの大都会は、コロナウィルス禍のようなパンデミックにも弱い。
今回のコロナ禍を契機にして、自然とのバランスが取れた国にしていく必要があるであろう。
昔から言っていることであるが、学校、病院、商店、劇場など等はある程度の人口の集積がなければ成立しないから、50〜100万人規模の都市を全国各地にバランス良く配置し、その都市の周りは豊かな自然で囲う必要があるであろう。
今回のコロナ禍をみても、人口150万人以上の東京・大阪・名古屋・横浜・札幌などの大都会が弱かった。北海道も札幌周辺だけが感染者数が多くて帯広市などは、感染者数は少ないのに、札幌の影響を受けて疲弊している。未来を見据えた国造りをしてもらいたいものである。