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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2021-08-30-Monday 誕生日プレゼント

今日は妻の〇〇回目の誕生日である。

このコロナ禍の緊急事態宣言下では、外食に行くことも出来ないし、プレゼントはモノはいらないと言うし、家事を代わりにやるにしても、ここ最近はコロナ禍で暇なもんだから、週に2〜3回は私が食事を作っている。

食事を作るのは元々嫌いな方ではない。東京で独り暮らしをしていた大学生時代には、母のレシピをノートに書いては自炊を楽しんでいたし、もともと凝り性であるから、外食で気に入った味の店があったら、通い詰めて作り方をモノにしたものであった。

妻も、私の作る料理を美味しいと喜んでいる。

かと言ってだ・・・。

非日常を演出するから誕生日プレゼントになるのに、日常ではプレゼントにもならないであろう。困ったなぁ〜。コロナ禍はこんなところにまで影響を及ぼしているのである。

妻に何がして欲しいと聞いたらば「貴方のコレクションの整理」と言う。

私には「収集癖」があり、しかも物が捨てられないという癖もある。

幼少期から蒐集している切手・コイン・紙幣・レコード・レーザーディスク・書籍・写真集・マリリンモンローグッズ・フィギュア・絵画・彫刻・マジック関係グッズ e.t.c.

我が家は物で溢れかえっているのだ。

妻は「不要な物が何も無いスキッリした家に住みたい」のが希望だと言う。

そうか!これをキッカケに断捨離でも始めるか!と思い立ったが・・・

その気になって「不用品買います!」の広告の会社に電話してみたら・・・。

切手は額面の半額以下なのだと言う。外国のコインはまったく価値無し、絵画や彫刻品も二束三文にしかならないと言う。唯一額面通りになると言うのは、日本の昭和30年頃以降に発行されたコインや紙幣であると言う。前回1964年の東京オリンピックの記念硬貨もプレミアは1円も付かずに額面通りにしかならない。千円銀貨は1000円のままなのだ。しかも業者はその硬貨は引き取らないと言う。自分で銀行などに持ち込んで両替をしてもらって下さいと言うのだ。銀行では両替枚数が多いと逆に手数料が掛かってしまうのだと言うではないか。もう愕然としてしまった。タンスの肥やしにもなっていない。

妻は「だから言ったでしょう!何でもかんでも集めて将来価格が上がるとでも思っていたんでしょう?バッカみたい!」と言う。

大好きなテレビ番組の「開運!なんでも鑑定団」での専門家が付ける価格っていったい何なのだろうか? あれってのは、収集家や購買者の幻想を作り出すマジックにしか過ぎないのだろうか?

政府が記念硬貨をやたらと発行するのも、タンスの肥やし的に家庭に死蔵させる目的なんじゃないだろうか?

コインや紙幣が額面通りなのは、まだ許せるが、切手が額面以下、それも半額にまで下がるってのは納得いかないなぁ〜。切手だって「大蔵省造幣局印刷」だったんだぜ!ハガキや封筒に貼って使う分には額面通りに使用できるというが、額面10円や20円の、図体の大きな記念切手を何枚も貼るスペースはないだろうに・・・。

断捨離ってのは、収集家本人がやるもんじゃないなぁ〜。あまりにもショックが大き過ぎる。

「俺が死んでから処理をしてくれよ」と言ったら「自分で始めたことは自分でケリをつけてちょうだい!」と言う。仕方がないか。

こりゃ〜とんだ誕生日プレゼントになってしまったなぁ〜。