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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2021-08-31-Tuesday ゼロ・コロナ?

コロナ・ウィルスを完全に封じ込めようと云う「ゼロ・コロナ」政策。

しかし、これは現在の世界の感染状況をみたら恐らく不可能であろうと思う。

最初の感染者が中国の武漢で発見された2019年の当時であるのならばまだしも可能性は若干なりともあったのかもしれないが、世界中にこれだけ広く蔓延し、変異株がこれだけ多くの種類現れた現在の状況ではもはや完全に手遅れであろう。

日本と同じ島国であるニュージーランド(NZ)では、NZ北島の最大都市オークランドでたった1人の感染者が出ただけでもロックダウンを実施しているから、まだ「ゼロ・コロナ」を目指しているようだが、鎖国でもしない限り、ウィルスはNZにも入って来る。

NZは農業は盛んであるが、工業はほとんど無い国だ。その他には観光でも外貨を獲得している国柄である。

現在の世界のグローバルな経済情勢では、他国との行き来を完全に止めることなど不可能である。農業が盛んで食べるには事欠かないだろうが、貿易をしなければ、物が入って来ないし、肝心の農作物だって外国には売れないであろう。その他には観光やビジネス等もあるのだから・・・。

世界は、もはやコロナウィルスと共存していくしかないのだと思う。

日本も、政府の対策こそ緩いが、全国の知事の言動をみていると、さも「ゼロ・コロナ」を目指しているかの様な態度である。

どの道、ウィルスは次々に変異をしていくのだ。

自然界の摂理では、感染力を増していき、宿主は殺さない程度に弱毒化していくのが定説だ。しかし、宿主の方に既往症があったり、身体のどこかに不具合があったりしたら、その弱毒化したウィルスでも死亡する宿主のケースが出てくる。

今日のニュースでも20歳代の自宅療養の若者がコロナ感染後に死亡したと言うニュースが流れたが、感染者数が増えるのであるから、その分相対的に死者数だって増えるであろう。

亡くなった方には大変気の毒であるが、人間はいつかは必ず死ぬという運命からは逃れられないのだ。

ただし、現在の政府のやり方は非常にマズイ。

感染者が増えるのは必然なのであるから、重症者を死なせない様に、病床確保の対応をしておかなければならないのに、そこをまるでやっていない様にみえる。

ワクチンにしたって、現在のワクチンは、これから現れてくる変異種には効かなくなるであろう。

ウィルスがワクチンに負けない様にどんどん変異していくのも自然の摂理である。ワクチンだけに頼る対策はよろしくない。

アルコール消毒だって、その内にアルコールに耐性を獲得するウィルスだって現れるかもしれない。

要は、国民一人一人がなるべく罹らないように自分で気を付けることだが、それでもやっぱり罹るであろう。だが、罹っても重症化しないように健康にそれぞれが気を付けることだ。

それでも、私のような癌患者はアブナイ部類に属するのであろうが、後は「人間はいつかは死ぬのだ」と言う死生観を持って生きるだけであろう。

これ以上、経済を破壊したら、コロナウィルスで死ぬ人よりも、自殺者や犯罪に巻き込まれて死ぬ人の数の方が多くなってしまう。