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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2021-09-06-Monday コレクションの整理

コロナ禍で土日が暇である。

まぁ、平日も暇なんだけど・・・。

ここ最近、断捨離と終活をやり始めているのだが・・・。

私と同じ「前立腺癌」で亡くなった方の訃報を聞くと、私の寿命は後何年くらいなのだろう?と考えてしまうのだ。

一応、治療を担当してくれた北大病院の医者からは「10年生存率97%」とのお墨付きはもらってはいるが・・・。治療を受けたのは59歳であったから69歳まではなんとかなりそうな気配であるがなぁ〜。

まぁ、人間はいずれは皆死ぬのである。早いか遅いかだけである。

私の祖父の勝が67歳、父の圭司が64歳で逝去している。私は来年1月で父が亡くなった年齢の64歳になる。なんとな〜くではあるが感慨深いものがあるのだ。

今の世の中や、これから予想される世の中では、まったく長生きしたいとは思わないが、祖父が逝去した67歳まではクリアしたいなぁと思っている。それまでは健康でいたいと願っている。病床に臥せって生きていても仕方がない。

死ぬまでに、自分で集めた数々のコレクションを整理しておきたいと思っている。

私の大好きなテレビ番組に「開運!なんでも鑑定団」というのがある。私も関連番組を含めると2回も出演したが・・・、最近は、あの番組での評価額というのは、現実の世界ではまったく当てにならないなぁと思う様になってきた。あれはテレビのバラエティ番組の中のフィクションであると・・・。

この土日に、1964年の東京オリンピックから集め始めた切手とコインの整理を行ったのである。

酷いのは切手である。切手収集ブームだった昭和30〜50年くらいは、額面10円程度の切手が高価なモノになると数千円〜数万円で取引されていたものだ。あの当時は利殖を考えて集めていたわけではなかったが、それでも、自分のお小遣いで購入した切手の値段が、段々と上がっていくのはとても嬉しかったものである。

時代はどんどんと変わってしまう!

日本人が手紙を書かなくなった。

現代は、スマホでメールの時代である。

郵便局に額面通りの値段で引き取ってもらえないのか?と尋ねたら、引き取りや現金への交換はしないと言う。ただし、額面通リの価格で使用することは出来るのだと言う。

最近は、新聞に「買取業者」の広告チラシが入ってくる。「切手高価買取ます」とあるから電話で尋ねてみたら「切手の保存状態にもよりますが、おおよそ額面の50%程度の引き取り価格になります。ほとんどプレミアムは付きません」と言う。

エ〜ッ、ショック、ショック、大ショック!

額面5円と10円の切手を、封書に貼って出すとなると、現在の封書の切手代金は84円であるから、9枚貼ることになる。

記念切手は通常切手よりサイズが大きいし、切手の中にはもっとデカイ大きさの切手もあるのだ。そんな切手を封書に貼ったら、住所・宛名を書くスペースも無くなるではないか!実際には切手の使い道なんか無いに等しいじゃないか!

切手は「大蔵省造幣局」の印刷したものだろう?少なくても額面通りにはなって欲しいよなぁ〜。

何だか、とてもバカバカしくなってきたなぁ〜。

記念硬貨の方は、金貨ならばプレミアムが付くものも若干あるが、金貨の中にはプレミアムが付かない物もある。銀貨は、まったくプレミアムが付かないので銀行に持って行って両替して下さい。引き取りはしません。と言うのである。

まぁ、それでも一応額面通リの値段で両替してくれるから良いかなぁと考えたのは早計であった。銀行は両替に手数料を取るようになっていたのである。何と21枚から330円、101枚からは440円を取ると言うのだ。手数料を払ったら額面を割ることになるではないか!

断捨離は、集めたコレクター本人が自らやっては、精神衛生上もよろしくないものであるなぁ〜。

夜中に郵便局に並んでまで、切手を買ったり、記念硬貨に替えていた俺の貴重な青春を返せよ!