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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2021-09-27-Monday 北の屋台「こころ」の親父

北の屋台「こころ」の親父木村武博(72)さんが亡くなった。

25日の新聞の死亡欄に載っていたのを見て驚いた。

死亡欄には「19日死亡、葬儀終了」と載っていた。おそらく家族葬で済ませてしまったのであろう。このコロナ禍でおおきな葬儀が出来ないご時世ではあるのだが、昔の仲間たちと一緒に送ってあげたかったなぁ〜。

木村さんは、北の屋台の第一期目(2001年7月29日オープン)の出店者募集(2001年1月20日)を開始した直後に応募してくれて、創成期の北の屋台を支えてくれた一人である。

応募の理由は、「以前は釧路の居酒屋の店長をしていたが、一念発起して帯広に移住し、北の屋台で自分の店を持ちたい!」のだと熱く語っていた。最初は渋っていた洋子夫人をようやく口説き落として、夫婦2人で営業を開始した。明るく気さくな性格で、いつも、ねじり鉢巻きを頭に巻いて「いらっしゃいませ!」と大きな声でお客さんらに声掛けをして屋台村の「いきぬき通り」を歩く姿に元気をもらったものであった。

北の屋台の名物店主の一人でもあった。

北の屋台のオープンは20年前であるから、木村さんの当時の年齢は52歳であったはずだが、小柄、白髪で、前歯が抜けていた風貌もあってか、実際の年齢よりもかなり老けて見えて、最初は60歳超だと思っていた。若い頃から老けて見える人は、なかなか年をとらないとよく言うが、木村さんは、やっぱり、ず〜っとそのままの感じで変わらなかったなぁ〜。

私が北の屋台を卒業した2007年4月以降も、北の屋台でずっと営業をしていたが、数年前に体の不調で北の屋台から引退をしたのだと聞いた。

どうか安らかにお眠りください。ご冥福をお祈り致します。(合掌)