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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2021-09-30-Thursday 政治の世界は・・・

政治の世界は・・・、

非情であり残酷でもあるなぁ〜。

昨日の自民党の総裁選挙は、専門家と称する政治評論家達の大方の予想では、大筋での岸田文雄の当選は変わらなかったが、河野太郎と高市早苗に関する予想は大きく外れた結果に終わったし、野田聖子の議員票も20票を割るかも・・・なんて言っていたのに34票と大健闘をした。

評論家達の予想では、一回目の投票では河野が過半数には届かないものの地方票で優位に立って1位となり、岸田は2位に・・・。

決選投票では3位の高市との間で2・3位連合を組んで逆転して当選するとのシナリオではなかったのか?。しかも下手をすると高市に2位を奪われるかも・・・なんて予想もあったのだが・・・。

蓋を開けてみれば、確かに地方票では河野が圧倒的優位には立ったが、議員票ではまったく票が伸びずに、高市にも負けて3位に終わった。

結局、総合の1位は一票差で岸田が取ったのであったが、たったの一票差ではあっても一位は一位である。これでは河野の完敗である。

以前の総裁選挙で安倍に負けた石破の時には、一回目が石破が1位で、安倍は2位であった。石破は決選投票で逆転されて負けたが、この順位が意味するところは政治的に大きい。

今回は河野の完敗であると同時に、河野陣営に付いた石破も小泉も完敗であろう。特に石破の受けるダメージはかなり大きいであろうなぁ〜。

政治をやるには国民のフワフワした人気だけではやっぱりダメなのであるなぁ。同僚の国会議員を纏められなければ結局権力を手中には出来ないのだ。政治の世界では勝つか負けるかだけで「善戦」なんてものには意味がないのである。

変人トリオの小石河連合は、思惑が外れて、これから冷や飯を喰わされるのじゃないだろうかなぁ〜。

河野太郎には、父親の河野洋平が昔言った「河野談話」への、自民党内のアレルギーがかなり大きかったのじゃないだろうか?

4候補の討論会でも、他人の発言を遮って話し続ける強引な姿勢や、自身のこれまでの主張を変節したのには、かなりな反発があったようである。

いずれにしろ、今回の総裁選挙では実態はともかくとしても、男性2人と女性2人が立候補して、右から左まで幅広く討論をしたから、多様性の時代に適しているとのイメージは国民に造成されたことであろう。

それに対して野党はまるでお話にもならない体たらくであった。今はコロナ感染者数も激減しているし、新首相就任のご祝儀の投票もあるだろうから、このまま総選挙になれば自民党が勝つことになるのであろう。

菅首相のままでいてくれて、敵失だけを期待していた野党は思惑が外れて大惨敗するのじゃないだろうかなぁ?

野党の選挙対策こそ後手後手なんじゃないだろうか!

政治の世界は一寸先は闇と言うからなぁ〜。