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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2021-10-14-Thursday 魅力度ランキング

民間のシンクタンク「ブランド総合研究所」が、

今年の『都道府県魅力度ランキング』を発表した。ちなみに1位の定位置は我が北海道である。

テレビのワイドショーでは、最下位の47位になった茨城県のことを面白可笑しく茶化していたが・・・。その多くは茨城県出身のタレントが自虐的なコメントをしていたけどね・・・。

茨城県の大井川和彦知事は11日、県内の観光地の賑わいなどを挙げ、「あまり痛くも痒くもないというのが県民の本音なのではないか」と大人の対応であったと云う。

一方で、下位の44位になった群馬県の山本一太知事が10月12日の臨時会見で「ランキングの根拠が不明確だ」として、法的措置を含めた検討を始めたとガキみたいな対応をしていたが・・・

以前に、鳥取県の平井信治知事は「スタバはないがスナバ(砂場)はある」とのユーモアを感じさせる発言で鳥取砂丘を一気に全国区の知名度にしたが、そういう遊び心のある返し方をした方が国民のウケも格段に良いであろう。

日本では「遊び心」の無い奴のことを「無粋」と言うのである。

こんな「〇〇〇ランキング」の類の信憑性なんて、もともと誰も本気で信じちゃいない遊び事であろうに・・・

不寛容な人間が増えているが、それは心に余裕が無い人なのだろうね。

こんなことに、いちいち本気で怒るような心に余裕の無い人を行政のトップに戴いているなんて、逆にそれだからこそ群馬県のランキングが低くなるのだと証明しているようなもんじゃないのだろうか?

でも、こうやって話題を作ることで群馬県をアピールをしようというのならば、それはそれで1つの方法ではあるかもしれないけれど・・・。

こう云うランキング付けは「イジメ」に通じる行為だと言う人もいたが、何でもかんでも「イジメ」に関連付けていったら、この世の中から「遊び心」が無くなってしまって実にツマラナイ世の中になってしまう。

自治体には「人格」と云うものが無いのであるから、それを無理に人に対するイジメに繋げるのは、「アラ探し」の部類であろう。

山本知事がこういう発言をしたことで、ランキングを発表した会社は、次回実施した時に、また他の県から訴えられたら面倒臭いので、もうこのランキング付けは止めてしまおうとなるかもしれない。これは「圧力」だよね。

ますます日本人得意の忖度、自粛が横行する世の中になりそうで、私にはこちらの方が窮屈で怖いけどね。