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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2021-10-13-Wednesday 文藝春秋

月刊「文芸春秋」11月号に、財務省の矢野康治事務次官が、

新型コロナの経済対策をめぐる政治家の論争について、「バラマキ合戦のような政策論」だと批判したうえで、日本の財政状況は、「タイタニック号が氷山に向かって突進しているようなもの」だと財政再建の必要性を訴える寄稿をした。

この件について鈴木財務相は、寄稿された文章を読んだとしたうえで、「今までの政府方針に基本の部分で反するものではない。財政健全に向けた一般的な政策論として、個人の意見を述べたものだと承知している」問題はないとの認識を示した。

現役の官僚のトップがこうした文章を雑誌に寄稿することは異例で、波紋を広げていると言う。

そりゃ〜そうだろうなぁ〜。

私も早速買ってきて読んだが、問題は大有りだと思うよ。

国会議員は国民から選挙に依って選ばれている政治家である。官僚は公務員であり、その政治家らがスムーズに活動出来るように支える公僕である。

これが大原則だ!

良い大学(東大)を出た官僚が、(アホな)政治家のやることが気に入らないから、国民にアピールする為に雑誌に寄稿するなんて云う行為はトンデモナイ思い上がりである。

官僚が政治家に対してアドバイスや意見を述べるのは構わない。

しかし、政治家は、たとえバカであっても国民から選ばれた選良である。政治家から求められてもいないのに、政治家を飛び越して雑誌に己の意見を寄稿するのは越権行為である。たとえそれがどんなに正論であってもだ。

官僚を辞めて、政治家になるか、評論家にでもなってから自分の意見を寄稿すれば良いのだ。官僚が官僚の地位のままで政府の批判をしてはイケナイだろう。

今回の寄稿は自分の意思と云うよりも、麻生元財務大臣に言わされているのじゃないのだろうか?

それが証拠に麻生の義弟の鈴木新財務大臣が、「問題なし」なんて発言をしている。

政治家たちは、もっと怒るべき事態であろうに・・・。

今回の件を不問にするならば、今後も同じ事が起こるであろう。

それを許してしまえば、「選挙」という仕組みが意味を為さなくなってしまう。現状では、選挙も決して良いシステムとは言えないが、良い大学を出て公務員試験に受かった連中が、選挙も経ずに国を動かすことになる。それこそ国民不在の政治になってしまうではないか。

頭の悪い政治家の筆頭である麻生なんかは、完全に財務官僚にコントロールされているみたいだけどなぁ〜。

政治家がやり込められて、これまたバカな国民は、快哉を叫ぶであろうがなぁ〜・・・。

ポピュリスト政治家も困りもんだけど・・・。