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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2021-10-30-Saturday 「ラクレット」の

北の屋台「ラクレット」の店主の宇佐美明男さんが亡くなった。

28日の19時43分に誤嚥性肺炎の為に亡くなった79歳であった。

宇佐美さんは、駒澤大学同窓生の大先輩で、同窓会十勝支部では私の前の支部長として10年間務めていただいた。また、「北の屋台」の第一期生(2001年7月29日オープン)として「ラクレット」を開業してくれた人でもある。

北の屋台での開業以前は帯広市大通り南9丁目で「ワインケラー」と云うドイツレストランを営業していたが、その店を畳んで、夫婦でやれる仕事として「北の屋台」を選んでくれたのであった。

ラクレットと云うチーズ(半円形のチーズを電熱器で溶かしてジャガイモやパンにトロ〜リと垂らして食べるチーズで、アニメのアルプスの少女ハイジの中にも登場するチーズとして有名)を店名にして、北の屋台の名物料理のひとつにしてくれた。ドイツ人と言っても通用する様な日本人離れした容貌で、チーズに詳しく、頑固な一面もあった。

今、十勝はナチュラルチーズの生産地として有名であるが、宇佐美さんが果たした功績は大きいと思う。私がチーズ好きになったのも宇佐美さんの影響である。

「北の屋台」は1期で卒業して、北の屋台の道路を挟んだ向かい側の立花ビルの地階に、同じ店名の「ラクレット」を移転して4年程前までは営業をしていたが、腰を悪くして廃業をした。

仕事を辞めた後も、駒澤大学の同窓会には顔を出してくれていたが、コロナ禍でこの2年間は役員会も開けず顔も見かけることがなかった。

今朝の葬儀で、棺桶に眠る顔を拝見したが、トレードマークの顎鬚も剃っていて随分と痩せてしまっていた。

つい先日は北の屋台の「こころ」の親父さんの木村武博さんが亡くなったばかりである。「北の屋台」も開業20周年で、第一期生の店主が二人も続けて亡くなってしまってとても寂しい気持がする。あの世で、二人で北の屋台の話で盛り上がってください。合掌