当初は、同時に治療を受けた最新治療の「陽子線治療」の方が後遺症というのか副反応というのか、そういったものの影響が大きいのではないかと思っていたのだが・・・。
実際に治療を受けてみたら、陽子線治療の方の後遺症はほとんど感じられなかったのであるが、「ホルモン療法(内分泌療法)」の方は後遺症が大きかったのであった。
何度もこのブログに書いているが、ホルモン療法の目的は、前立腺癌のエサになる男性ホルモンのテストステロンをシャットアウトすることである。
結果として身体がかなり女性化してしまったように感じる。筋肉量が減り、脂肪がつきやすくなって太り、オッパイが膨らみ、男性機能は失われてしまった。身体の変化というのもあるが、精神的な部分もかなりの影響を受けているようである。
この2年にもならんとするコロナ禍での政府の過剰な対応の影響もあるのであろうが、大好きな旅行やコンサートや外食、カラオケなどにも行けないから、ストレスが溜まってしまって、気分が鬱鬱としてファイトが湧いてこないのである。
まるで「なにくそ!」という気概が湧いてこないのだ。
ものの本によると、男性ホルモンのテストステロンが減少すると、人間は闘争本能が減退するとのこと。
諦観というのか達観というのだろうか。
性格もおとなしくなってしまったようである。