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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2021-11-21-Sunday 美術館・児童会館

帯広の緑ヶ丘公園内にある児童会館で

帯広市中心街の昭和40年代くらいの街並みのジオラマ模型が展示されていると新聞に載っていた。

見に行きたいなぁ〜と思っていたのだったが、先週だったか弟が見に行って、写真をLINEで送ってくれたのをみたら、我が社の昔のサニーデパート時代の模型の姿があった。だが、どうもしっくり来ない、何だか違和感があるのである。よくよく見ると本来の姿とは微妙に異なっているのだ。

写真だけではよく判らないので実際に見に行って確かめてこようと思ったら、今日21日(日)が最終日だと言う。

児童会館の向かい側にある帯広美術館では「水木しげる 魂の漫画展」が開催されている。こちらも見てみたい。

2018年に夫婦旅行で島根県の出雲大社詣でに行った時に、隣県の鳥取県境港市にある「水木しげるロード」や「水木しげる記念館」などを見学したいと足を延ばしたのであった。

私は、昔から「不思議」なモノに興味があって、妖怪とかモンスターとかにも興味があったので水木しげるの「悪魔くん」や「ゲゲゲの鬼太郎」などの作品はよく読んでいたのである。島根と鳥取は隣の県とは言っても、北海道のスケールからみたらごく近所という感じなのだ。

今回の帯広美術館と境港市の記念館とどんな違いがあるのか見てみたいと思ったのだが、水木しげる展は人気が高いようで、コロナ禍で入場制限が掛かっているようでかなり並ばないと入場出来ないと聞いていたのだ。

並ぶのは嫌いだから、一番空いている時間は昼食時の12:00〜13:00の間であろうと考えて、11:30に家族で出かけて、まずはラーメン屋さんで昼食を取り、13:00に美術館に行くことにした。

この作戦は良かった。おそらく一番空いている時間帯に当たったと思う。それでも10分ほどは並んだが、スムーズに見学することが出来た。

「水木しげる 魂の漫画展」の展示は、境港市の「水木しげる記念館」とは趣も、展示品も異なっており、十分に楽しめる内容であった。

見終わってから、向かいの児童会館に入った。

ここに入るのは何十年振りであろうか?

私は小学生の時に、児童会館の科学クラブに入っていて、フナの解剖だとか天体観測だとかに通っていたし、小学5年生の時には学校行事で一泊の宿泊学習で泊まって、ナイフとフォークのテーブルマナーの講習を受けた記憶がある。そういえば確か、高校1年生の時にも宿泊学習ってのがあって、夜中に窓から抜け出して、緑ヶ丘公園内の野草園と墓地で肝試しをやった記憶もあるなぁ〜。子供が小さい頃に何度か連れて来たことがあるが、もうかれこれ30年ほどは来ていないかも・・・。

久し振りに来てみたら、ジオラマ展のおかげもあるのか、結構な人数の家族連れが来場していたので驚いたのであった。

2階の廊下に展示されていたジオラマを見たが・・・。

帯広市の駅前の中心街や、市役所・厚生病院・市民会館・ヤングセンターなどが、精巧に作られている。だが、どうもシックリ来ないのである。

私は、ここで生まれ育ち、現在もここで仕事をしているから、街並みの記憶はしっかりと残っている。

そのシックリ来ない理由がなんとなく分かった。

どうやらジオラマ模型の建物の時代がある年代に統一されていないのである。ある建物は昭和30年代で、ある建物は昭和40年代,そしてある建物は昭和50年代とバラバラなのである。私の頭の中にある街並みの記憶との微妙な違和感はそこにあったのであった。

我が社の昔の「サニーデパート」の模型も、とても精巧に出来てはいたのだが、ビルの塔屋部分がまったく造られて無い。また看板の大きさも位置もまるで違っている。どうやら街並みを写した昔の写真などを基にしてジオラマを制作したようなのだが、写真に写っていない部分は省いたのか、それとも想像して制作をしたのであろう。

また、街並みの写真の写した角度によっては、路地が写っていないものもあったのだろう。我が社のあった西2条南9丁目東側街区のジオラマ模型には銭湯の伊香保湯に入っていくかなり広めの路地がまったく作られて無かったのだ。

それでも、これだけのジオラマを制作したのは素晴らしい!相当な時間と労力とお金と精神力を必要としたことであろう。感服した!

水木しげる展とジオラマを見て、少年時代の思い出が鮮明に蘇ってきてとても懐かしくなった。

見た後で、雪が積もる前にとお墓参りに行ってきたのであった。