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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2021-11-22-Monday やるぞ〜!大道芸を!

2021年11月22日 十勝毎日新聞「論壇」掲載記事

「やるぞ〜!大道芸を!」                      

コロナ禍によって去年と今年の「平原まつり」が2年連続で中止になり、平原まつりのイベントのひとつとして同時に開催していた「大道芸フェスティバル」も中止となった。

「大道芸」の前身はオープン2年目(2002年)の北の屋台の宣伝をするためにチンドン屋、大道芸人、マジシャンなどを招聘(しょうへい)して始めたものであったが、市民からの大好評を得て招聘芸人数が増加、04年からは実行委員会組織にして、以来19年まで18年連続で開催をしてきた。この間、北海道の地方都市では接する機会が少ないトップレベルのパフォーマーたちが集結して、多くの市民に「笑い」と「驚き」と「感動」を届けてきたことで「大道芸」は十勝の夏の風物詩、無くてはならないイベントに成長したと自負している。

平原まつり期間中には、まつりに来場できない高齢者福祉施設などへの慰問や、会場を訪れた来場者向けに体験会やワークショップなども続けたことで、地元にジャグリングクラブが結成されるほど大道芸ファンも増えてきた。

今、エンタメ業界はコロナ禍で大打撃を負っている。特に大道芸はもろにその大波を被ってしまった。ソーシャルディスタンスで他人との距離を1㍍以上開けろとの指導であるから、道路上で隣の観客と肩触れ合う距離でギュッとくっ付いて見てもらうことで盛り上がる大道芸には酷な話である。多くの大道芸人たちがこの2年間演技ができなくて大変に苦労をしている。帯広でイベントをやって、少しでも芸人さんを助けたい、コロナで鬱々(うつうつ)とした市民に元気な笑いと感動を提供したいとの思いからずっと企画を立てていた。

ここ最近、コロナ感染者数は減って来たが、今年はもう気温が低くなって屋外での開催は難しい。あれこれ模索した結果!クリスマスイブの12月24日(金)に帯広市民文化小ホールを確保することができた。と言うか、実は、その日しか空いていなかった。

帯広でもクリスマスイブは家庭で祝う家族が多いであろう。平日の金曜日であるし、学校は2学期の終業式でもある。条件は厳しく観客動員はかなり難しいことが予想される。それでも何とか開催をしたい!と頑張った。

芸人たちとは「クリスマスイブの特別な公演をやろう! サーカス芸と大道芸と音楽をミックスした帯広だけの特別な一夜を市民にプレゼントしよう!」題して「DAY DREAM〜サーカス小屋のクリスマス〜」をやろうじゃないかとなったのである。出演者には5組が決まった。乞うご期待!