世界的な権威である上智大学の石澤良昭教授は帯広市の出身である。
石澤先生のご両親が帯広市内の中心街で履物屋さんを営まれており、石澤先生は、帯広三条高校、上智大学を卒業されている。
その高校、大学の同窓の後輩であり、私のお隣さんである浅野祐一さんが石澤先生の活動に感銘して上智大学のカンボジアの事業に自動車などをこれまでに4台もの寄贈をしている。
その一昨年2020年12月に寄贈した浅野4号の贈呈式をこの1月27日に帯広で開催する予定になっていたのだ・・・
そもそものキッカケを作った私がその段取りをしていたのだが・・・。
今回、オミクロン株の感染者急増を受けて、急遽3月に延期することになってしまった。実は、この贈呈式はこれまでにコロナ禍で数度の延期になっていたのである。
今度こそはコロナ禍も治まるであろうと思っていたのだが・・・。私はお手伝いで主催者ではないから決定に従うしかないけど・・・。
当初、今回の石澤先生の来帯に合わせて、地元のケーブルテレビ局であるOCTV社が、石澤先生のこれまでの活動をまとめた特別番組を制作してくれる手筈になっていた。
その番組制作にあたっては、著作権などの問題が生じない映像を使いたいとのOCTV側の要望によって、私が所持していた、私が撮影したVTR映像を提供することになっていた。
この映像は、2001年12月に浅野1号(トヨタハイエース)を寄贈した際に浅野さんや私ら数名がカンボジアのシュムリアップ(アンコールワットのある町)を訪問して贈呈式を行った際の貴重な映像である。
当時、私がNHK帯広放送局から依頼を受けて、プロ用の撮影機材を貸与され、撮影方法のレクチャーを受けて撮影して来た30分テープ6本もの長い濃い内容の映像である。
帰国後にこのVTRを基にしてNHK帯広放送局はニュース番組を制作したのだが、放映後にはこのVTRテープは私にくれたのであった。
しかし、特殊な規格のテープであったので、我が家のビデオ機材では再生が不可能であった。だから撮影者である私もこれまでにまだ一度も観たことがないVTRなのであった。
今回、OCTV社が家庭のPCでも見られる様にしてくれたので、今日、20年振りに初めて観ることが出来たのであった。
20年前の映像にしてはとても綺麗な映像であった。さすがNHKのプロ用のビデオカメラで撮った映像である。しかもカメラマンの腕が良いから、なかなか良い映像であった(自画自賛)。
アンコールワット研究の世界的第一人者である石澤良昭先生の学術的解説も、どうせ編集はNHKがするだろうとニュース番組用に長〜く撮影している。
歴史的な大発見であるバンテアイ・クデイ遺跡から発掘された廃棄仏像274体の映像もバッチリ映っている。今見返してみても非常に貴重な映像なのである。
今回、OCTVが誰でもダウンロードが可能な様にしてくれたから、見たい方は是非ダウンロードして見て下さい。保存期間は30日間です。
https://58.gigafile.nu/0220-a645b6098045c9a70b9fcdd7c6772fd7