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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2022-03-22-Tuesday 検診

札幌の北大病院で半年毎の検診を受けてきた。

4年前に前立腺癌の「陽子線」と「内分泌(ホルモン療法)」の治療を北大病院に2ヵ月間入院して受けてきた。その後の経過を診る為に、現在は6ヵ月毎に北大病院に行って検診を受けている。

昨日21日(月)で北海道も「コロナの蔓延防止条例」が解除されたので、さっそく今朝の朝一番の06:45帯広発-09:35札幌着の特急列車で札幌に向かったのであった。

列車内は始発の帯広から終点の札幌まで乗客は私一人だけで途中の乗り降りも無しであったから、私もマスクも無しで乗れたので呼吸は楽で良かったのだが・・・。これじゃぁJRも大赤字であろうなぁ〜。

検診は10:00から血液や尿の採取などをしてから、その結果が出るのを待って11:30頃から医者の問診を受けることになっている。朝一番の列車でないとこの時間帯に間に合わないのである。

朝2番目の列車は帯広発08:01-10:47札幌着であるからそうなると採血等の結果を待つのに昼食時間の1時間を挟まなければならなくなってしまうからだ。

私は病院が大嫌いであるから、病院に居る時間を少しでも短くしたいので朝一番の列車で行くことを選択しているのである。

コロナ禍で札幌に行く機会もメッキリ減ってしまい、前回の検診で訪れた9月以来の半年振りの札幌である。

今年の札幌は雪が多いから、北大までの道も歩いていくのは大変であろうと思いタクシーで向かったが、車窓から見た道路の除雪は酷い状態であった。特に仲通りは凸凹の轍だらけだし、歩道と車道の間には高い壁がそのまま残っている。2車線道路もギリギリ1車線しか取れていない。こんな状況なのに、札幌市長はよくオリンピック開催云々なんて言い出せるなぁと妙な感心をしてしまった。

西郷輝彦やウィリアム・ハートなどの有名人が前立腺癌で亡くなっているニュースを聞くたびに少々不安になっていたのだが、検診の結果は「異状なし」。前立腺癌の状態を示すPSA値は0.03と低いままであったので一安心したのであったが、男性ホルモンのテストステロン値も依然としてかなり低いままなのである。このテストステロン値が低いのが不満であり不安でもある。

アルコールによる肝臓のダメージを示すγーGDP値も、コロナ禍でこの3年間は外に酒を飲みに全く行っていないから、かつてないほどに低い数字でようやく数値が人並みになった。

札幌の中心街で歯科医をやっている18歳年上の従兄弟に会いに行った。14日に十勝毎日新聞の「論壇」欄に掲載された私の文章「謎解き!一枚の古絵葉書から」とその絵葉書を拡大プリントした写真などを渡してきたのだ。この絵葉書に写っている家が従兄弟の父親(大正元年生まれ)が誕生した家の写真だからである。札幌に行く前にメールをしたら、「俺もその家の写真は見たことないからぜひ欲しい」と言うのである。蕎麦屋で昼食を取りながらお互いの近況報告をし合ってきたのであった。

帰りの列車を1便早くに変更して帯広に戻ってきたが、往復約6時間の旅は結構疲れるようになってきた。

列車内と病院内に居る8時間くらいの間に昨日発売されたばかりの関裕二の「古代史再検証2 白村江の戦い(廣済堂出版社刊)」と高田崇史の小説「QED 神鹿の棺(講談社刊)」を2冊読み切ったのだが、2冊とも歴史の謎解きものなので、いつもよりはかなり遅めのスピードで読んだのに、それでも帰りの新札幌までに読み切ってしまって、その後の帯広までは手持無沙汰で困ってしまった。

いつもは札幌の本屋で本を大量に買い込んで列車内で読むのであるが、今回は読みたい本が無かったので1冊も買わなかったのである。

次回はどうやって時間を潰そうかなぁ?