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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2022-11-09-Wednesday 因縁?縁?

2022年11月7日と云う日には因縁を感じる。

父が生まれたのは昭和2(1927)年7月25日で、亡くなったのは平成4(1992)年5月2日である。満65歳の誕生日まで83日を残しての逝去であった。

私は、昭和33(1958)年1月29日生まれで、現在満64歳だから、11月7日は私の満65歳の誕生日まで83日前なのである。

つまり、私は11月8日まで生きていたから父の寿命を越えたことになる。

自分の今の生活を考えると、父は随分若くして亡くなったのだなぁと感慨深くなる。

そんな日にマジック・ミュージアムを閉館して、私が54年間に渡って蒐集したマジック関係の物品を他人に譲る搬出作業が始まったことに、何だか特別な因縁を感じるのである。

日本唯一の「手品博物館」であるマジック・ミュージアムを閉館するにあたって、譲渡先を当初は帯広市内で探したのであったが、帯広市役所から寄贈の申し出を拒絶されてしまい、やむなく北海道内の企業を探したことは以前にも書いた。

今回、ルスツリゾートを運営する加森観光㈱に一括無償譲渡を条件に引き取ってもらうことに決まったのであるが、加森公人オーナーと私との間には、共に「観光カリスマ百選」に選ばれたという共通点がある。「観光カリスマ百選」とは、日本政府の国土交通省等が日本の観光事業に功績のあった人物を日本中から100人選び出し「観光カリスマ」という称号(?)を与えて後身の指導にあたらせる役目を負わせた事業である。北海道からは私や加森公人さんを含めて最多の7人が選ばれている。因みに私は北の屋台を創った功績で選ばれた。

さらに加森氏の先祖は帯広で商売をしていたという縁もあるし、また、加森観光は新得町でベアーマウンテンなどの観光施設を運営しているから十勝にもゆかりのある企業であるといえる。

そう考えると、留寿都村と帯広市とは距離的には遠いけれども、心理的、縁的にはかなり近い存在とも言えるのではないだろうか?

帯広市内に残せなかったことのエクスキューズとしてはいささか強引かもしれないが・・・。

まんざら縁が遠いというわけでもなかろう。

マジック・ミュージアムの閉館日と、父の寿命を越えた日が重なったのも何かの縁であると考えることにしようと思う。