キーリーさんからメールが届いた。
私がマジック・ミュージアムの展示品を全て寄贈するルスツリゾートを運営している会社の加森観光㈱のオーナーが、今回の移転プロジェクトの担当者数名を連れてアメリカに出張するのであるが、途中、ロサンゼルスの島田晴夫師邸に寄って島田師のマジック道具の多寡などを確認する予定なのだと言う。
キーリーさんは日本語が堪能ではないから、通訳にロサンゼルス在住の日本人マジシャンで、今年カナダのケベックで開催されたFISMというマジックコンベンションのコンテスト部門で日本人初の優勝を飾った緒川集人(おがわ しゅうと)さんに依頼したというのである。
これは凄いことだ!
緒川集人さんは、10月17日に東京の如水会館で開催された「島田晴夫師を偲ぶ会」にもアメリカから駆け付けてキーリーさんの通訳を買って出てくれた。彼も島田晴夫師を尊敬しているし、何より、現在の世界一の日本人マジシャンであるから最高の人選である。
島田晴夫師邸の後は、一行をマジック・キャッスル(緒川集人さんは理事)にご案内して、そこでクリストファー・ハート(マジシャン:映画「アダムスファミリー」の中で手首だけで動きまわる「手」の役を演じたマジシャン)ら数名のキャッスルに出演しているマジシャンらと同席するが、そこでも緒川集人さんは通訳をしてくれるという。
なんと素晴らしい!
それなら私も同席したい!
今回のロサンゼルスで加森観光のご一行さんが、マジックファン、そして島田晴夫ファンになってくれたら嬉しいことである。