車3台に衝突し、歩行者を撥ねて死亡させる事故があった。逮捕された運転手の年齢が97歳だとというニュースが報道された。
聞いていて、エッ!と耳を疑った。運転手が97歳だって?
まさか!
追突された車の同乗者には100歳の人もいるという。
驚くとともに恐ろしくなった。
日本は高齢化社会ではあるが、97歳の老人が車を運転をしているという事態にである。
この97歳の運転していた老人は、はたして普通に自分だけで歩ける健康体なんだろうか?認知症などは発症していなかったのであろうか?
ひょっとして、杖とか歩行器とか介助無しではまとも歩くことも出来ない様な状態だったのではないのだろうか?
もしも歩けないから、移動の際に車を運転していたのだとしたら・・・。
普通に歩道を歩いていただけの人が、ひき殺されたのだとしたら救われない事故である。
運転していた老人の責任はもちろん最大であるが、運転を許していた家族、そういう状況を知りながら対策を取らない行政や国などの責任も大きいのではないか。
被害者家族の怒りのやり場もないだろう。
歩道を歩くにも周囲に気を配りながら歩かなければならないのだとしたならば、たたでさえコロナ禍で外に出づらくなっているというのに・・・。