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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2022-12-19-Monday 違和感

最近のニュースを見ていると

どうにも違和感を覚えて仕方がないなぁ。

世間があまりにも枝葉末節的な正義感に拘り過ぎていて「人間」とは何ぞやという本質からドンドンとかけ離れてしまっているように感じるのだ。

この世の中は聖人君子ばかりが生きているわけではあるまいに、他人の悪口を言ったことのない人間も、嘘を吐いたことのない人間も、人を叩いたりしたこのない人も居るまいに・・・。

盗みだって摘まみ食いしたことのない人間はいないであろう。どのみち五十歩逃げた者が百歩逃げた者を笑っているようなものである。

世の中「正論」だけでは動かないものだ。ある程度のことは清濁併せ呑む寛容さが必要であろうと思う。それが最近はあまりにも杓子定規的な「告発」や「あら捜し」が増えていないだろうか?

どの様なニュースを見て、そのように感じたかは、あえて書かないことにする。

どこからが犯罪でどこまでなら許せるのか、どこまでが許容範囲なのかは人それぞれであろうから、一概には言えないのだろうが、どうもその許容範囲が最近極端に狭くなってきていやしないかと思うのである。

人間は建前だけで暮らせるものじゃぁなし、こんなにも細かいことで犯罪にされたのでは、恐ろしくなって人間はあらゆる職種に就けない世の中になってしまうのではないだろうか?

それこそAIとロボットが決められたことだけの仕事しかしない世の中が近いのかもしれないなぁ~。

確かに、最近の人達に想像力というものや倫理観というものが不足している人が増えているのであろうとは思うがなぁ~。

SNSの普及によって、誰でもが簡単に情報発信出来る世の中になった。しかし簡単と安易とは異なることが理解されていないのではないだろうか。

でもそれ以上に、クレーマーが増えている様に思う。

その結果として、「忖度し過ぎて」クレームが起きそうな気配だけで、過剰に反応して、過剰に対処してしまう人も増えてきたのではないだろうか?

でもそれって、そういう対応をした人には、逆に過剰なストレスが掛かるのではないだろうか?

それが溜りに溜まって、爆発する方が怖いけどなぁ~。

人間は機械じゃないのだから、「適度な我慢」と「適度な寛容」と「適度な鈍感さ」が必要だと思うのである。

狭量な正義感は人間社会を滅ぼしてしまうように感じている。