さて、2023年になったが・・・
年々、正月らしさが失われていくなぁ~。
正月らしき的なのは、元旦にお雑煮を食べることくらいになった。
来客もないし、どこにも年始の挨拶にも行かない。
テレビ番組は面白くないからほとんど見ないし、元旦は神社も混んでいるであろうから初詣も2日にしている。
年賀状も出さなくなって久しいし、届いた賀状を見るだけ・・・、出さないのだから、当たり前だが来る枚数もかなり少なくなっている。
夕方から、家族4人で十勝川温泉に泊まりに行った。近年は家族団欒を温泉で過ごす様になった。
私はオッパイが気になって大浴場には入らないから、部屋にお風呂が付いている部屋に泊まる。
おせち料理は、普段忙しい女性を正月くらいはゆっくりさせようという意味だと聞いたことがあるが、さしずめ今の温泉一泊がその役割りを果たしているかの様である。
ホテルはバイキングスタイルの料理であるが、自分の好みの食べ物を持って来て食べるのは、いかにも現代的なスタイルなのだろうか。
正月の風情は感じられないがゆっくり出来るのは良い。
なにせ坂本家は昔気質の商人の家であったので、住み込みの従業員も4~5人は一緒に暮らしていたから、食事の時間というのは極端に短かったし、全員が揃って一斉に食べると云う習慣がなかった。手の空いている者から順に食べる習慣が身に付いていたのだ。
商家出身ではなかった妻と結婚した当初は、妻も食習慣の違いに驚いていた。
外食に出掛けても、坂本家はわずか40分程度で食べ終えて店を出てしまう。いつも最後に店に入るのに、最初に店を出て行くのが坂本家なのである。そういう意味では店に取っては客の回転が速くなるからありがたい客であろう。
それに慣れてしまったのか最近は妻の食事時間も段々と早くなってきているが、この正月の温泉ばかりはユッタリと時間を掛けて食べることが出来るのである。
去年までなら、私の飲酒量は半端ない量であったのに、今年はシャンパンを2杯飲んだだけで満足してしまった。
部屋に戻ってからも飲まなかったのである。
極端に酒に弱くなってしまった様だ。
はたしてこれが良いことなのか、それとも・・・
さぁ、今年は良い年になってほしいものである。