昨日(金曜日)の除雪作業で身体中の筋肉が悲鳴を上げている状況なので、今日(21日)の除雪は体力的に無理であるからと諦めて家でグダグダしていた。
テレビ番組はつまらないので、午後から映画館に行くことにした。
もう正月映画はほとんど観てしまっている。
新聞で調べて、まだ観ていない「イチケイのカラス」を観にいくことにした。
このドラマは法廷物であるが、コロナ禍で昼間の再放送を何度か見たことがある。やたらと「職権を発動します」というセリフが記憶に残っている。こんな正義感の強い裁判官が居たら・・・。
私はこれでも一応法学部法律学科を卒業した「法学士」である。授業はサボってばかりでほとんど出席していないが、読書が好きなので法廷物の書籍は結構読んでいて好きなのである。
例によって、まだ観ていない人の為に、映画の詳しい内容は書かない。私の趣味のマジックと同じで、あらかじめタネ明かしをされてしまうと、これから観る人の楽しみを奪ってしまうことになるからだ。
一言で言うと「正義」とは何ぞや!を考えさせられる内容であった。
「正義」と云うものは立場によって変わるものである。
最近のSNSなどの普及によって「茶の間の正義」が横行し過ぎていると感じている。
「正義」は時に人を傷つける性質のモノであるが、独りよがりの「正義」の押し付けというのはイタダケナイ。
特に、このコロナ禍で広がった感がする。
日本人に多いとされる「同調圧力」というモノもだ。
他者を思いやる心の余裕が足りなくなっているのであろう。
あまりに「正義」を振りかざすとギスギスした社会になってしまう。日本人には大岡裁きが合っているかも・・・
観終わっての感想である。