最近、耳が少し遠くなったようなのである。
ついついテレビの音量をUPさせて見ていると、息子に音が大き過ぎると注意されるようになった。
そういえば、私が高校生くらいの頃に、祖母が見ているテレビの音量が大き過ぎると苦情を言ったことを思い出した。
若い人にとっては、テレビの大きな音は苦痛なのであろうなぁ~。
NHKの朝ドラをBS放送で7:15から見ているが、息子に朝っぱらから音が大きいと注意されるので、字幕の機能を使って見ることにした。
この字幕機能のことを知ったのは、2017年9~10月の2カ月間、札幌の北大病院に前立腺癌の治療で入院した時であった。
まだ、その頃はそんなに耳が遠くなかったから字幕の必要性はまったく無かったのであるが、検診を受ける際に待合室に映っているテレビに字幕が出ていたのだ。
当時はてっきり、病院に来る患者さんには老人が多いから、字幕機能付きの特殊なテレビを設置しているのであろう。さすがは北大病院だなぁと感心していたのである。とんだ思い込みであったし、私がいかに新しい機械に弱いかということが露呈する事例である。
当時のNHKの朝ドラの主題歌を、サザンオールスターズの桑田佳祐が唄っていたのだが、彼の発音が不明瞭で聞き取れなくて歌詞が良く分からなかった。退院直前の検診時に、ちょうど待合室のテレビで朝ドラが始まって、桑田佳祐の唄う歌詞を字幕で見て、あぁ、そうだったのか!こう云う歌詞だったんだ!と一人納得したのであった。帯広の家に戻った時に得意げに妻に教えたのであったが・・・。
その後しばらく経ってから、自宅のテレビにも同様の機能が付いていることを知ったのであるが、自分には不要であるとず~っと思っていたので使うことはなかったのである。
ドラマならば同時に字幕が出るのだが、生番組だとかなり遅れて字幕画面が出て来るものだから、かえって煩わしい。
もっぱら、NHKの大河ドラマと朝ドラでのみ字幕を活用している現状である。
この字幕の効果には、役者のセリフが漢字で表記されると、あぁ、そうか、この言葉にはこの漢字を充てるのかと勉強になることがたま~にあるが、欠点はずっと画面を見ていなければならないことである。何かをしながらの「乍ら視聴」が出来ないのだ。
その内に、耳だけじゃなくて目も悪くなってきたら、大きな字を見る為にもっと大きな画面のテレビに買い替えなくちゃならないかもしれないなぁ~・・・