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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2023-01-29-Sunday バースディ

今日は私の誕生日

ついに満65歳になった。

今日からは高齢者の仲間入りである。

そして、父の寿命を超えることが出来た感慨深い誕生日でもある。

父は満64歳10ヵ月で逝去したから、昨年の11月で既に超えているのであるが、新聞等での年齢表記が今日から(65)となるから、これで公私共に父の寿命を超えることが出来たのだ。

還暦を迎える時に前立腺癌が見つかり、札幌の北大病院に2ヵ月間入院して最新の陽子線治療と内分泌療法併用の治療を終えて、医者からは術後10年間の生存率は98%を保証しますとは言われているが、やはり心配である。

父も還暦過ぎてから肝臓癌が見つかり64歳で亡くなっているからだ。父が亡くなってから四半世紀が過ぎて医学も格段に進歩したし、癌の出来た部位にも違いがあるし、前立腺癌は生存率が一番高い癌でもあるのだが、医学の素人にとっては癌と聞かされると不治の病という意識が働くのは仕方がないことであろう。

最近は、会う人毎に「身体は大丈夫なの?」と心配されてしまう。世間では私がもうすぐ死ぬのではないかと思われている様子なのである。

先週、近所の方と外で立ち話をしたら、私の事を「息子さんですか?」と聞くのである。父のことを知っている人だから、それが私を指す意味だと思って、そのまま話を続けていたらば、どうにも話がかみ合わないのである。

途中で「息子って・・・、私は当主本人ですよ」と言ったら「あら、スマートでお若く見えたものだから息子さんかと・・・」と言う。帽子は被っていたがマスクはしていなかった。帽子で白髪が隠くれていたから若く見えたのかもしれないが・・・。

若く間違われたのは気分が悪くはないが、いくらなんでも息子と間違えるとは・・・。

夜になって孫からテレビ電話が入り、誕生日のお祝いを言ってくれたが、ちゃんと以前に教えたマジカルグランパと呼んでくれたので、思わず相好を崩してしまった。

やっぱり孫は可愛いものである。

父は私の子供らがまだ小さい頃に亡くなってしまったから、子供たちもあまり記憶にないと言う。私もせめて孫たちの記憶に残るくらいまでは長生きしたいものだ。

何だか、いろいろと考えさせられた誕生日であった。