相対的なものであると書いたが、今日はまさしく温かく感じる。
5日の最低気温が−17.8℃で最高気温が−2.1℃であった。
今日6日の最低気温は−12.9℃で最高気温は+2.2℃であった。
この時期に+の温度というのは珍しいことだ。前日との温度差がそんなに大きい数字ではなかったのであるが、道路の雪や氷が解けて水溜まりが出来ていたせいもあったのかもかもしれないが視覚からくる感じ方がなんとなく温かさを増幅したようである。
北海道の真冬の道を自動車で走っていると、本州方面では体験することが出来ない変わった現象が起こる。
春先の少し暖かくて道路の雪が解け始めた頃に走っていて、夕方になって外気温がマイナス気温になってくると、跳ね上げた水分が車体にくっ付いて凍っていく。
車は走っているから、この水分が後方に流れながら少しずつ凍るのである。すると車のボディに鱗の様に小さなツララ状の氷突起がビッシリと付くことになる。
これがヒドイ時には、ドアの開閉部にも氷が張り付いて、ドアが凍って開かなくなることがある。
こんな話をしても本州方面の人は実際に体験してみるまでは想像することが出来ないようだ。
それと、道路の雪が溶け始めた春先に同じく顕著な現象なのだが、車のタイヤが道路のシャーベット状の雪をタイヤのすぐ後方に跳ね上げながら走ると、その雪や水滴がタイヤの後ろ側の車体にへばり付いて黒いツララ状の氷になる。
このツララが走る度に徐々に成長していき、やがてタイヤにこすれてしまうまでになる。前輪などはハンドルを切る度に、タイヤとこのツララ状の氷がこすれて嫌~な音を出すのだ。
降車するときに気になるものだから、足で蹴飛ばしてこの氷の塊を落とそうとするのだが、寒い時期には氷が固くてビクもしないのだ。
しかし、春先になって道路の水溜まりを走っていると段々に解けてくるのである。今日みたいなプラスの気温の日中ならば、太陽が沈んで冷えてくる前ならばこの氷のツララが少し緩んでいるのである。
天気予報では明日はマイナス気温になる。温かいのは今日だけであるから、車のトランクに入れてあった雪を払うブラシの先に、ガラスに付いた氷の幕を削る平たいノミ状の部分があるから、それで、この氷を削って落とそうとトライしてみたのである。
このブラシは柄が伸び縮みする仕組みになっているのだが、その隙間に指を挟んでしまって薬指の先に血豆を作ってしまった。
痛い思いをしたが、黒いツララはなんとか削り落とすことが出来た。
暇だとついつい余計な事をやってしまうなぁ~。