数年前までは札幌放送局勤務であったので、同じマジック愛好家として年に数回は会っていたのであるが、東京勤務になってからはメールでのやりとりだけになっていた。
去年、2022年10月17日に東京の如水会館で開催された「(世界一のマジシャン)島田晴夫師追悼会」に出席して以来の面と向かっての会談である。
2019年2月17~20日に島田晴夫師のロサンゼルスのご自宅に、古谷さんと私の二人で訪れたことがいまでも私のマジック人生の最大の幸福なひとときであった。
この時期は日本でのコロナ禍が起こる1年前であり、島田さんの体調が悪くなった2021年の前であったことが奇跡であると思っている。
コロナ禍になった2020年には海外旅行など出来なかったし、コロナが治まった今年では島田さんは鬼籍に入られてしまったわけであるから・・・。
ロサンゼルスではご自宅に泊めていただき、島田さんのお話しがタップリ聞けた。当時はとてもお元気で島田さんが運転されるジャガーであちらこちらに連れていって下さった。特に「マジック・キャッスル」でオーナーのミルト・ラーセン氏や世界的に有名なマジシャンらに「私のマジック道具を寄贈するミュージアムのオーナーだよ」とご紹介していただき嬉しくて大喜びしたことが昨日の様に思われる。
つい先日に島田夫人のキーリーさんからメールをいただいたばかりであったので、これも何かの縁であろうと感じた。
今回、古谷敏郎さんは、昨年3月に文藝春秋社から出版した「評伝 宮田輝」という先輩NHKアナウンサーの評伝をまとめた著書を持参してくれたのである。
その場で著作にサインをしてもらった。
島田さんの思い出話やマジックの話題で6時間ほども話込んでしまった。
やっぱり共通の趣味を持つ人との話は面白いなぁ~。