大道芸フェスティバルを帯広市の三大まつりの「平原まつり」のイベントのひとつとして2002年から参加し始めて今年で21年目になる。
マンネリ化したまつりに新鮮な空気を送り込みたいという目的で参加を決めたのであったが、問題は経費である。
お盆の期間の航空運賃には割引が無い。正規の金額のままなのである。
日本全国各地で活躍している一流の大道芸人たちを招聘しているのであるが、交通費、宿泊費が嵩むのである。
大勢呼べばフェスティバルは盛り上がるのは当たり前のことであるのだが、大勢招聘すればそれだけ経費も増大する。
各種の補助金を活用しながらなんとかやりくりしてきた。
交通費を浮かすアイデアとしては数年前から、お盆の高い航空運賃の日の移動を前後に外して、割引料金の有る日の移動にすれば良いのであるとの提案は出ていたのであるが・・・。
なにせ、全国各地のお祭りから引く手数多の一流芸人さんばかりを招聘しているから、仕事も無しに帯広でゆったりと遊んでもらうというわけにはいかない。夏は大道芸人さんにとっては稼ぎ時なのである。
帯広の平原まつりの日程は8月14・15日と曜日に関係なく固定されているから、この日以外に帯広市の近場で、大道芸の仕事を見つければ解決するのであるが、これがなかなかに難しいのである。
今年は、事前に各方面に働きかけて、12日には帯広ばんえい競馬場での「ばんえい夏まつり」への参加と、13日には上士幌町の「第50回北海道バルーンフェスティバル」の「とかち夏空大道芸ステージ」としての参加要請を獲得したのである。
例年よりも2~3日早めに帯広入りして演技してもらうことになったのだ。はたしてどのような展開になるのかやってみなければ分からない。
今年招聘した大道芸人さんは8組12名である。
お馴染みの「ファニーボーンズ」、「ダメじゃん小出」、「こ~すけ」、大道芸世界大会で2度のチャンピオンに輝いた「performer SYO!」、「りずむらいす」、そして中国雑技王こと「張 海倫」、初登場はヨーヨーの世界チャンピオンの「yo-yo Entertainer TOMMY」、国際サーカス学校出身の3人組のユニット「まるまるさんかく(由布直輝・吉川健斗・目黒宏二郎)である。
超一流の大道芸の世界チャンピオンばかりを集めた圧倒的なパフォーマンスを帯広市民に堪能してもらいたい。