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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2024-02-29-Thursday 零(ゼロ)

今日2月29日は閏年の閏日である。

4年に一度、オリンピックイヤーに閏年が巡ってくる。

私のラッキーナンバーは29であるから、2月に29日が四年に一度しか巡って来ないのを残念に感じていた。

その四年に一度の2月29日に、一階で営業していた坂本ビル最後のテナントの「メンズセレクション」さんが退去して物件の引き渡しを受けて契約を終了した。

55年前の1969(昭和44)年10月に父がサニーデパートとしてオープンさせて以来、テナント数が激減した時期もあったけれども、ゼロになったのはこれが初めてのことである。

父の圭司が逝去したのは1992(平成4)年5月であるから、父が社長を務めたのは23年間。

父の逝去後すぐに私が社長を引き継いだから、私が社長を務める期間は今年で33年である。

父が存命中は常務として会社を支えた母は、父の逝去後は会長に就任したが、その母も今年1月5日に亡くなった。父よりも10年間長く務めたことで勘弁してもらうことにしておこう。

コロナ禍発生以来、未来予想力に対して自信を失った。世の中の変化の先取りをする能力に限界を感じたのである。何が何やらさっぱり判らん!

「コロナ禍は人災である」という私の考えは発生当初からまったく変わりない。

伝染病には詳しいかもしれないが、人間社会の有り様や人間心理をまったく理解していない学者連中や政治家どもが、社会を破壊したと思っている。

人と人とのコミュニケーションを破壊した行為は、これから徐々に表出してくるであろう。先日の新聞にも載っていたが「婚姻数の激減」などはその最たるものであろう。婚姻数が減れば、子どもの数が減るのが当然であろう。人口減少を喰い止めるどころか、逆に拍車を掛けたのだ。

コミュニケーションの破壊は、経済だけではない。文化をも破壊したのである。

4年間に亘る、諸行事の中止は後継者を失うことになった。芸能事で4年間のブランクは取り返しが利かないほどの大ダメージである。

コロナへの過剰な対応を推進した連中、そしてそれを後押ししたメディア、それに乗っかって自粛した国民。

この国の国民は、確たる「自己」を持っていないから同調圧力に弱いんだよなぁ~。