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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2024-03-19-Tuesday 検診

2017年9月に札幌の北大病院で

治療を受けた前立腺癌の予後の検査を受けに北大病院に日帰りで行って来た。

去年からは年に一度に検診頻度が低減されているが・・・

毎回受診に行くたびに書いていることだが、帯広ー札幌間のJRの乗車時間は片道約3時間だから往復で約6時間、それに札幌駅ー北大病院の往復の時間、北大病院での検査の待ち時間、血液・尿検査の時間、検査結果が出るまでの待ち時間、支払いまでの待ち時間、これだけを計算してもおよそ10時間は要するのである。

それなのに、医者との問診の時間はわずか5分もあるかないか程度なのである。そのたった5分間の為に、10時間以上の時間と、交通費を掛けて受診しなければならない。

北大病院で治療を受ける際に、陽子線治療という最新の治療を行うにあたって、治療中、および治療後の私のデータの提供を依頼され、承諾書にサインをしたのであるからやむを得ないのであるが・・・。

少なくとも、私がデータを提供したことが、前立腺癌の陽子線治療に社会保険が使えるようになることにつながった一助こなったことだけは確かである。私の治療が終わってから半年後くらいに、国がようやく治験数が揃ったことで、陽子線及び重粒子線治療が前立腺癌に有効であると認めて、社会保険が適用されることになったのである。

私が治療を受けた時には、陽子線治療に掛かる費用は300万円以上と高額であった。社会保険が適用されて患者の負担額は格段に下がったのであるから、まぁ、私以後の陽子線治療を受けた患者には、貢献していることになるのであろうなぁ。

今回の検査結果も良好であった。前立腺癌の再発の兆候を調べるPSA値は依然として低いままで、まったく再発の心配はないとのことである。

ただ、私が気になるのは、男性ホルモンのテストステロン値の低さである。通常の男性の基準値と比較すると大幅に低い数字のままなのだ。ほぼ女性なみの数字のままなのである。

これは、泌尿器科の方で陽子線治療と同時に受けたホルモン治療の方の後遺症である。私の体質が女性ホルモンを受け入れやすい体質だったらしいのである。

男性ホルモンのテストステロンは前立腺癌の「餌」みたいなものらしいから、このテストステロンの発生を抑制するために行う治療なのであるが、こちらの方の後遺症に悩まされている。治療前には最新治療の方にばかり目がいっていて、旧来の治療法への意識が足りなかったなぁ~と反省しているが・・・。

前立腺癌が治ったことで良しとしなければならないのであろうなぁ。