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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2007-12-22-Saturday アンコール・ワット

本年11月初旬にカンボジアのアンコール遺跡調査の第一人者、石澤良昭上智大学学長(帯広市出身)から3回目のご招待を受けた!

その時の模様をレポートするが、まずは順を追って前回2回目のご招待時に地元の十勝毎日新聞社から依頼を受けて書いたレポートから紹介する。

2004年1月28日(水)掲載

NHKのプロジェクトXという人気番組でも取り上げられたアンコール・ワットの修復を現地の人々に指導している上智大学の石澤良昭教授のお招きでカンボジアのアンコール遺跡群を一昨年に続いて再訪した。

前回(2001年12月)の訪問は私達のグループ「十勝場所と環境ラボラトリー」の公開講座に帯広出身の石澤教授を講師として招き、懇親会の席上で同窓(帯広三条高校・上智大学出身)でもある浅野祐一(浅野カメラ堂社長)さんが先生の活動に感銘して自動車の寄贈を申し出たことによる。その「自動車の寄贈式をカンボジアでやるから、きっかけを作ったお前も同行せよ」と言われた。何せアンコール遺跡研究の世界的権威から案内頂けるのだから、ある意味で最高に贅沢な視察だ。何をさておいてもと喜んで参加したのであった。

今回の訪問は昨年(2002年)の11月初旬に石澤教授が墓参りで帰勝した際に、浅野さん、越前博雅(丸越会長)さんと私の三人で教授を囲んで会食をした際に、酔って気前の良くなった浅野さんが「先生、次は何を寄贈しましょうか?」と言い出したことによる。その申し出に教授は「えっ?本当に何でも良いのですか?」と心配そうに尋ねたのであったが「私にまかせてください。何でも必要な物を贈りますよ!」と胸を叩いて力強く言い切ったのであった。「では、お言葉に甘えまして石積み作業用に小型のクレーンが必要なのですが・・・」と教授、「分かりました。良いですよ」と値段も判らないのに引き受けて「坂本!すぐに調べて対応しておくように!」と私がその作業を仰せつかってしまったのだ。

早速、調べて報告に行ったが金額は自動車の倍以上。「本当に良いのですか?」と私が尋ねると「男が一旦口にした以上、約束は守る。すぐに手配して寄贈しろ!」という事になり、2003年2月末には手続きを終え、3月には現地に到着し、整備・訓練の後6月より石積み作業を開始したとのこと。

教授から今回も気候の良いこの季節に寄贈式を行うので来て欲しいとの要請に、前回とは違う遺跡を案内してほしいとの要望をし、女性2名と大分から参加の2名を加えた一行七名で12月18日からカンボジアを訪れた。