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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-01-01-Tuesday 2008年の年頭に思うこと!

皆さま!明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

今年は子年!十二支の初めの年ですから、今年から人類の新たな生き方が始まることを大いに期待しております。

特に地球環境問題に関しては、人類は既にギリギリの崖っぷちに立っていると感じております。このままの生き方をあと一歩でも進めてしまえば、崖から転落してしまうのではないかという危機感で一杯です。そんな中、アメリカの大統領選挙の争点の一つに地球環境問題が取り沙汰されてきたことは一つの明かりかもしれません。

私が環境問題に始めて触れた1992年当時から見ると隔絶の感がするほど一般の市民の関心は高まったように感じますが、政治家や大企業家の方々の関心はまだまだ低すぎると思います。いや、むしろ京都会議の時よりも後退しているようにすら感じます。

「日本の農業は補助金漬けになっていて非効率だからやめてしまえ」、「日本は自動車などの工業製品で金を稼いで、儲けたお金で途上国の農畜水産物を買ってあげれば良い。その方が途上国の為にもなる。」等という類の事を何度も聞いてきました。

日本はたかだか60年程前に、「人間は食べなければ生きていけないという飢餓状況を経験した」はずなのにもう忘れてしまったのでしょうか?本当の飢餓状態が来た時にお金では買えないのが食べ物だったのではなかったでしょうか?東京の人間は着物などを田舎の農家に持っていって闇で食べ物を分けてもらっていたのではなかったでしょうか?お金は食べられません。お腹は膨れません。政府の統制だけでは国民全てを満足に食べさせられません。

日本の食料自給率は40%を切ったといわれていますが、私はこの数字を信じてはいません。実際にはもっともっと低いと思っています。ましてや政治はますます農業を壊滅させる方向に向かっているようにすら感じています。

世界的な食料不足になった時に、外交の下手くそな日本国政府が世界中から食べ物などを集められる訳がないとも思っています。世界中が飢餓に陥った時にはお金など何の役にも立たないと思うのです。

ですから北海道の農業は絶対に守らなければならないと強く感じています。

昨年は「KY」という言葉が流行りました。「空気が読めない」という意味だそうです。日本人の悪いところは全体に流されやすいことではないかと思っています。環境問題がトレンドになると、右も左も環境、環境と騒ぎ出します。

その対応の仕方があまりにもヒステリックで全国一律になってしまうことに危惧を感じています。

日本は南北に長いのです。北海道と沖縄では対応の仕方は変わってしかるべきであると思うのです。例えば、自動車のアイドリングの問題があります。冬に−20℃にもなる北海道の十勝で駐車中にアイドリングをストップすることは、その他の問題が出てくることになると思うのです。ましてや走行中の赤信号時にエンジンを切るなどということを北海道でも励行しようというのは寒冷地の実態を理解していない人たちが言うことです。こういう一部のヒステリックな対応が環境問題を敬遠させてきた原因の一つにも挙げられると思います。

「王様は裸だ!」と叫んだ子供は、いわば周りの空気が読めない子供だったのだと思います。空気を読めないことと、読んだ上で他の行動を取る事は別の話だとも思うのです。

それぞれの地域(場所)に合った活動を、それぞれが行うことが大切なのではないでしょうか?

私は今年、環境問題に力を入れて活動して行きたいと考えています。どうぞよろしくお願い致します。