«前の日記(■2008-01-07-Monday) 最新 次の日記(■2008-01-09-Wednesday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-01-08-Tuesday 場所に合った車!

正月早々に車をぶつけられた話は昨日書いた。

代車がくるまでは、冬にはめったに運転しない私の車を使うしかない。何故、私の車を冬には運転しないのかと言えば、大きくてフロントノーズが長く、後輪駆動で横滑りするから、十勝の凍結した冬道には不向きだと感じているからである(駐車場も雪で狭くなっている)。

昨年の12月30日に一日に45cmもの降雪があった。これだけまとまって降ると雪を捨てる場所が無くなり、道路の四つ角を含めて道路沿いは全て雪の壁(1.5m近い)になってしまう。走行している道路から別の道路に入る時(右左折)や横断する時などは、極端に見通しが悪くて不安になる。

私の車は運転席と先端のバンパーとの距離がある所謂「フロントノーズの長い」車なので、四つ角の雪山越しに道路状況を見る為には、車の鼻先をかなり道路まで出さなければ見ることが出来ないのである。

もし、二車線(雪山で1.5車線に減っている)を2台並んで走っている車がいて、一時停止の道路から車の鼻先がニョッと出てきたら非常に危険な状態になる事は簡単に想像出来る。しかも路面は凍結してスケートリンク状態(ツルツル)だから直に止まれる訳ではない。凍結道路での急ブレーキ・急ハンドルは車がスピンするからとても危険な行為なのだ。運転している当方も、鼻先を出される先方もドキッとしてまことに心臓に良くないことになる。

その点、妻の車は、鼻先が短く、前輪駆動車だから冬道の運転では前述したようなことは少ないのである。

元々、車に関心が薄くて、自動車は動けば良いと思っていた人間なのだが、義父が「高齢になったから免許証を返上して車の運転を止める」と2004年の7月に言い出した。義父の車はドイツの高級車BMWの730iで走行距離も17000kmしか走っていない。もったいないからと譲り受けることにしたのである。

私は自動車が好きではないから運転も好きではないが、さすがにこの車が素晴らしいことは判る。夏の間の運転は実に快適なのである。しかし、走行距離は現在30000kmをようやく越えたところだ。1年間に3000km程しか運転しないのである(私の自慢は20年間無事故、無違反なのだが、皆からは運転しないから当たり前だと言われている)。

いつも給油するガソリンスタンドの店員さんから、譲ってほしいと懇願されるがまだまだ買い換える気にはならない車だ。

2006年12月末日で活動を終えた「十勝場所と環境ラボラトリー」で「場所に合った車」の開発をする「場所カー・プロジェクト」という活動を日産自動車と協働でおこなっていた。『十勝で作り出すエネルギー(電気)で動く、十勝の風土に合った車の開発』を目指したのである。残念ながら未完成に終わってしまった事業であった。

雪が多く、寒くて凍結した今年の冬道を走っていると、「場所に合った車」というものが環境問題だけではなく、安全面からも必要だと改めて感じたのであった。