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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-02-21-Thursday カラオケ

昨日(20日)の夜に夫婦でカラオケをしに行った。

50歳過ぎて夫婦でデートをしたのである(なんて仲の良い夫婦なのだろう)。

妻は以前、自信がないからカラオケは嫌いだと言っていたのだが・・・

2年前に我が社のビルのテナントにカラオケ店が入居したので、売り上げに貢献する為に、妻を強引に誘ったのだ。初めて連れて行った時はなかなか歌いたがらなかったのだが、一度歌ってみたら面白くなったのか、何時の間にかレパートリーも格段に増えていて、今では一旦マイクを握ったら放さないほどのカラオケ大好き人間に変身してしまったのである。

冬休みに子供達が自宅に帰ってきた時も、家族でカラオケに出掛けようと言い出したのは妻であった。

娘がカラオケの得点が表示されるゲームで歌って誰が一番上手いか競争しようというので家族皆で競い合ったら、妻が94点と一番の高得点を出したのだ。歌に自信があった私と長女はその得点を超えられないので、機械が壊れていると憤慨したのだが、妻はすっかり有頂天になって、自分は歌が上手いんだと思うようになってしまったのである。以来、事ある毎にカラオケに行こうよと妻が誘うようになったのである。

確かにカラオケで大声を張り上げて歌うのは、ストレスの解消にはなるかもしれないなぁと思う。

私がカラオケを知ったのは、大学一年生の時だから、かれこれ32年と年季だけは相当長いのだ。大学の先輩に連れて行かれた三軒茶屋のスナックに8トラックのカラオケセットが置いてあったのである。一曲100円を入れて白いカセットを機械にガチャッと差し込むと音楽が鳴り出すのだが、現在のようなテレビ画面なんぞは無くて、歌詞カードを見ながら歌うのである。これがなかなか難しくて、どこまでが前奏でどこからが歌い出しなのかが判らなかったり、途中で歌詞を間違えたりと悪戦苦闘したものだ。

当時のカラオケはかなり慣れないと歌えない代物で初心者には難しいモノだったから、あまり流行らないだろうなと思っていた。事実その後にレーザーディスクによる画面付のカラオケが登場するまでは第一次のカラオケブームも下火になっていたように思う。

歌詞を画面で追ってくれるという画期的なシステムになってから、誰でもが歌えるようになって爆発的に普及したのではないだろうか。その後は一向に衰えないところをみると、日本人の性格にピッタリとあった娯楽なのだろう。いや、もはや日本の文化と言っても良いのかもしれない。

昨年の「大道芸フェスティバル」の打ち上げで、アメリカ人、フランス人、中国人の芸人たちと一緒にカラオケに行ったのだが、彼等も皆、喜んでカラオケで自国の歌を歌っていた。世界中の歌が収録されているのだから驚いた。現在はレザーディスクではなくてネットで配信するから曲数がものすごく多いらしい。

中国人の芸人は日本語が読めないのに「昴」と「星影のワルツ」を日本語で歌って皆を驚かせた。中国でも流行っているのだと言う。

そのうちカラオケは世界の文化になるのかもしれないなぁ。