「生活習慣病予防検診」なるものを受けてきた。
私の年代が集まると、近ごろは、やれ血圧が高いだの、通風になっただの、糖尿だのと、自分はこんなに不健康なんだと自慢(?)し合っているようになる。
忙しさもあって、また「病気です」と通告されるのも怖くて三年ほど検診をサボっていたが、自分の不健康さを具体的に「γ—GTP値」や「尿酸値」などの数字で示さないと、今や仲間の会話に参加できなくなる。だから、久しぶりに受診してみる気になったのだ。
以前に比べると飲み易くはなったものの、バリウムの胃検診はとてもつらい。特に発泡剤を飲んで、ゲップを我慢しながら上や下へとひっ繰り返されるのはかなわない。
あれでは健康な人も具合が悪くなってしまうのではないか。
無病息災というが、本当は一病息災の方が当たっていると感じる。
私の父はスタミナ抜群で病気一つしたことがない人だったが、病気にかかってしまったら、あっけなく逝ってしまった。
身体に自信があるからと無理するよりも、身体をいたわりながら、のんびり暮らすことが長生きの秘けつかもしれないなぁ・・・。