«前の日記(■2008-05-23-Friday) 最新 次の日記(■2008-05-25-Sunday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-05-24-Saturday みそ煮込みうどん

名古屋で大好きな味噌煮込みうどんを食べた。

三重県津市からの帰りに名古屋で新幹線の待ち時間が出来たので大好物の「山本屋の味噌煮込みうどん」を食べることにした。地下街の山本屋には何度も行っているので場所は覚えている。行くと店の前には数人が並んでいた。待つのは苦手だが、食べたい衝動は抑えられない。5分ほど待たされて店内に案内された。

待っている間に20年以上前に帯広市の商店街の視察で10名ほどで名古屋を訪れた時に、皆をこの山本屋に案内したことを思い出した。その時には皆が口々に「うどんがまだ生茹で硬い!」とか「しょっぱい」とか言ってとても不評だった。一緒に行った人に香川県の出身者がいたのである。わが家は山梨県の出なので「ほうとう」という煮込みうどんをよく作って食べていたので、うどんは讃岐うどんの系統よりも、煮込みうどんの系統の方が好きなのである。讃岐うどんを食べ慣れている人にとっては、確かにこのうどんは異質なのかもしれない。食の好みというは難しいものだ。

やはり食べ慣れたものが一番おいしく感じるのである。

ただそれにしても、卵とかまぼこ二枚と長葱と油げが入っているだけの鍋焼きうどんが1280円もするのは高過ぎる。名古屋コーチンの鳥肉が入ると更に1500円近くも値段が跳ね上がる。客は皆、食べ終わるとそそくさと店を離れて行く。ゆっくりと味わっている様な落ち着いた環境ではない。

この日の客は皆、他の地方から来たビジネス客や観光客ばかりの様に見えた。きっと名古屋の「味噌煮込みうどん」は山梨の「ほうとう」と同じ様に地元民は自分で作って食べる家庭の料理なのではないだろうか。

7分置きに新幹線が発車して大勢の観光客を相手に商売出来るほどの人の移動がある名古屋駅だからこそ成立する一見相手の商売だろう。

人口の少ない地方の町には参考にならない商売のやり方だと感じた。