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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-05-25-Sunday 東京

東京に行くとドット疲れる。

とにかく人が多過ぎるのだ。街中を歩くだけで他人とぶつからない様に気を付けながら歩かなければならない。駅のホームに立つ度にも突き落とされない様にとこれまた背後に気を付けなければならない。ホテルのベッドが硬過ぎて腰が痛くなって眠れない。建物の高層階は地震が怖い。とにかく気が休まらないのである。

電車に乗ると、乗客が一斉に携帯電話を取り出してはピコピコとメールやらゲームやらをやり始める。この光景は異常としか言い様が無い。

駅の構内もやたらと複雑になって東京駅や新宿駅はさしずめ立体の迷路の様である。地下のやたらと深い場所にホームがあるから、とにかく歩く距離が半端じゃない。帯広ならゆうに自宅と会社を往復できるくらいの距離を乗り継ぎで歩かされるのである。都会というのは一見すると便利な様に見えるが、実はとても不便なところでもある。私には田舎が性に合っているようだ。東京はお金と時間に余裕がある時に遊びに来る場所だ。

東京には大学時代に4年間住んでいた。世田谷区下馬、池袋、世田谷区三軒茶屋、中野と移り住んだ。かつて住んでいた場所(アパート)を訪ねる機会はないが、きっと随分と様変わりしたのであろう。共同トイレのアパートなんて、今はあるはずもない。

そんな、大学時代のクラブ(駒澤大学手品奇術研究会)の同窓会が24日に新宿で開催された。丁度、日程が津市での講演の翌日だったので昨年に続いて参加した。北海道からこの同窓会の為だけに上京するのは、さすがにお金も時間ももったいない。

50歳前後の人間たちが30年ほど前の繋がりで集うのは、懐かしく且つとても面白いものだ。卒業以来始めて会う人もいたが、会った途端にすぐに誰だか判るし、忘れていた当時の事を思い出す。大学時代には会ったこともない(大学で時代が重なっていない)先輩や後輩ともマジックという共通のことで繋がっている。青春時代とはまことに良いものである。

今、自分の子供達が東京の大学に行っていて、翌日には東京で会う事を考えると、子供達も青春を謳歌しているのだなぁ〜と感慨無量になる。親子が同じ様な経験を、皆が当たり前の様にしている国はそうざらにはないだろう。しかも住むところは格段にグレードアップして、幸せなことである。

少しは親の仕送りの大変さのことでも気に掛けろよ。と考えたら、自分の親達もきっとそうだったんだろうなぁ〜と思えてきた。親というものは実にありがたいものである。子を持って初めて判ることもある。あらためて親に感謝しなければ。