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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-05-26-Monday WICKED

ミュージカルを娘と見に行った。

東京の大学に長女と次女の二人が行っている。帯広に帰るのが日曜日なので飛行機の時間に合わせて昼食でも一緒に行かないかと誘ったのである。

長女からは「丁度自分の誕生日なので友達とディズニーランドに行くから行けない」と言う連絡が入った。やはり男親と食事をするよりも友達と遊ぶ方が良いのだろう。

次女の方は「どうせなら食事だけよりもミュージカルWICKEDを見たい」と言うので、劇団四季の「WICKED」なら汐留の劇場だし、空港にも近いから飛行機にも間に合うということでチケットを手配して二人で見に行ったのだ。

学生が1万円のチケットを買ってミュージカルを見るのは金銭的にキツイ。私も学生時代にはお金が無くてなかなか見ることが出来なかったから見せてあげたいと言う親心が疼いたのである。私は今でもミュージカルや演劇が大好きなので、東京出張の時に時間が出来たら(無理しても大抵時間を作るのだが)いつも見ているのである。私のそんな血を引いているのかと思うとついついうれしくなるものである。

WICKEDは昔から大好きな「オズの魔法使い」のもうひとつの物語として昨年の10月1日に原作が日本でも出版されたのですぐにマジック関係蔵書の一冊として購入した(まだ読んでいないが)。

「オズの魔法使い」がドロシー側から描いた作品なのに対して、「WICKED」は西の悪い魔女の側から見た物語であるとは帯に書いてあったので興味はあったのである。

見ていない人の為に、ストーリーの詳細は書かないが、このミュージカルのテーマの奥深さにはとても感動した。「善」とは果たして何か、「悪」とは果たして何なのかを問いかける作品なのである。

「人当たりの良さ」、「容姿」、「性格」などと他人の「評判」、「思い込み」の関係などが大変面白く描かれていた。

最近のミュージカルは「ライオンキング」にしても皆、奥が深いテーマを持っている。それにしても、何十年も前に書かれた作品を基にして、別の物語を作るという手法も有りなんだなぁ〜。

本編を知らない娘が感動したくらいだから、「オズの魔法使い」のストーリーを知っている人間にはもっと別の楽しみ方も出来る訳だ。

他人の作品のオマージュとしてまったく別の作品を作り出すことも可能なんだなぁ〜。

色々なことに気付かせてくれたミュージカルであった。