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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-06-06-Friday 温泉でびっくり!

このところ毎晩の様に水光園という温泉銭湯に通っている

が、4日の晩の温泉で妻が「びっくりした〜」とお風呂から上がってきた。

「誰に会ったと思う?」と聞くから、お風呂屋で会いそうな人の名前をいろいろと挙げてみたが全員違うという。じれったくなって「一体誰に会ったんだ?」と聞き返したら、「アキマさんよ!」という。全然ピンと来ないので「どのアキマさん?」と聞くと「アメリカのボゥルダーの秋間美江子さんよ!」と言うのである。「エ〜ッ!?」としか答えようがなかった。

秋間実江子さんは1995年に、帯広青年会議所の「国際環境大学構想プロジェクト」で『大学を中心とした「まちづくり」をしている米国コロラド州ボゥルダー市』の視察に行った際に、ご主人の浩(故人)さんにも大変お世話になったのである。以来、家族ぐるみでお付き合いさせていただいているのだが、いつも何の連絡も無く突然に帯広に訪ねて来られるのである。

秋間さんは「ちょうど良いところで偶然出会ったわ!明日の朝、坂本さんにお電話しようと思っていたのよ。」と妻に言ったそうだ。せめて前の日にでも「明日帯広に行く」ぐらいの連絡を入れて欲しいところだが、いつも突然現れては驚かされるのである。

私が帯広に居なかったらどうするつもりだったのだろうか?

驚くのはこれだけではない。秋間さんは、おん年81歳で、乳癌と喉頭癌の手術をされているのであるが、とても病人には見えないエネルギッシュな方なのである。

ここ最近はご自身の長年にわたるボランティア活動が評価されて、今回も静岡で赤十字社の表彰式があって来日したのだと言う。

秋間さんの実兄の「宮沢弘幸(1919-1947)」さんが北大生だった時に、「宮沢・レーン事件」という冤罪で特高につかまり亡くなった事件の企画展が北大総合博物館で開催され、お兄さんの写真などが展示されているので札幌に行こうかと思ったのだが「よさこいソーラン祭り」で混んでいるので急遽、帯広に行くことにしたのだと言う。

6日(金)に横浜に行くというので、列車(飛行機ではなく、寝台車で移動するというのでこれまた驚いた)までの時間、秋間さんを中札内美術村にご案内した。私も美術村は6年振りである。

雨が降っていたが、柏林の中にスズランが群生していてとても良い匂いであった。展示物も建物もだいぶ変わっており、秋間さんも楽しんでくれた。

レストランで秋間さんが豆腐の冷奴を注文したのだが、「ハチミツは無いか?」と従業員に聞く。レストランには生憎ハチミツが置いていなかった。すると秋間さんが「豆腐にはハチミツが常識よね〜」と妻に言う。私も妻も「エッ!」と一瞬絶句して、「豆腐には醤油でしょ!」と言ったら、「アメリカでは豆腐にハチミツをかけて、プリンのように食べるのよ。ハチミツが無いなら食べられないからいらない。」と言うのである。なんとも秋間さんには驚かされ続けた3日間であった。