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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-06-07-Saturday マジックアワー

映画「マジックアワー」を見に行った。

例によって「夫婦50割引」は2000円で見られるのである。一人1000円で2時間楽しめるのは安上がりな娯楽である。

マジックという文字が入っているだけで反応してしまうのだが、手品とは何の関係も無い映画であることは判っていた。

封切り日だったので思ったよりも混んでいたが、東京ならば朝から映画館の前で並ばなければ入れないだろう。画面は東京よりもかなり小さいが、それさえ我慢すれば同じモノが並ばずに見られるのであるから良である。

三谷幸喜作品は、エログロが無く、ゲラゲラと笑えるから好きである。そのくせ、完全なる悪役という人物が出てこないし、真意を深読み(監督の意図を正しく理解しているかは別)する楽しさもある。チョイ役で色々な役者が顔を出しているのも、監督の人徳(?)なのか、とても楽しい演出でエンドロールを見るのがとても楽しみな映画でもある。

この映画はなにより佐藤浩一という役者の面白い面を引き出した愉快な作品になったと思う。彼はコメディもやれるということで芸域がかなり広がったことだろう。

この映画のセットでは道幅の狭い、石畳の曲がりくねった街並み、そのくせチョットした広場がある街を造っていたが、この雰囲気がとても気に入った。直線でだだっ広い十勝の道路にはまるで情緒が無い。これはこれで車を中心にした街としては良いのだろうが、「人」を中心にした「まち」ではない。

「ひと」の暮らす「まち」とはこうありたいものだと思った。