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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-06-10-Tuesday 大道芸

今日の午前中に「北の大地de大道芸フェスティバル」の委員会があった。

大道芸を帯広で開催するのは今回で通算7回目になる。初回は2002年の夏に私の友人のマジシャンが「面白い大道芸人がいるから会わせたい」と帯広に「キャプテン・ケーボーとクリスピー・クリス(後にファニー・ボーンズと名乗る)」の二人組を連れて来たのがきっかけである。

帯広に到着した晩に4人で酒を飲みながら芸能論を闘わせて大いに盛り上がり、意気投合したのである。

彼等は「帯広でも路上パフォーマンスがしたい」と言う。しかし、帯広市も例に漏れず、道路上では大道芸などのパフォーマンスは禁止されている。

たまたま翌日からは駅前通りが歩行者天国になる「帯広平原まつり」の日程だったので、急遽、事務局に掛け合って、わが社、坂本ビル前の空間を使わせてもらえるようにした。

彼等は人形を使った面白い芸を披露したところ、観客にバカ受けしたのである。平原まつりも出し物がだいぶマンネリ化してきていたので、新鮮に感じたのだろう。また、本格的な大道芸を見るのは初めてであったとも思う。投げ銭もかなり集まった。気を良くした彼等に、夜は北の屋台で美味しいものをご馳走して更に喜んでもらった。興が乗って、北の屋台でもパフォーマンスをやってくれて、屋台のお客さんたちも大喜びであった。

彼等は「こんなにお客さん達に喜んでもらって、しかも美味しい料理が食べられる帯広とはすごいところだ。是非、来年は仲間達を引き連れて、また帯広を訪れたい。」と言ってくれた。

翌年から、その言葉通りに大道芸人たちの参加数が増え続けていった。来てくれた芸人たちは皆、帯広を気に入ってくれて、「来年も来たい」と口を揃えて言ってくれる。芸人の間では「帯広の大道芸フェスは良いよ!」という噂が広がったのである。

そうこうしている内に、実行委員会が組織され、北海道からの補助金も付き、規模も年々大きくなっていったのであるが、北海道が財政難で補助金が無くなってしまったから、今年は少し芸人の人数を減らして対応することになってしまった。

帯広に来てくれる芸人は、皆、各地の大会で優勝したことのある一流どころばかりであるし、外国人のパフォーマーも参加してくれる国際的な催しになってきている。芸人の参加人数が減っても質は保証付きだ。

芸人も、「帯広の大道芸は特別だ」と言ってくれる。人と人との繋がりが良い企画に発展していっている好例ではないだろうか。今年も7組9名のパフォーマーが参加してくれる。今から8月14・15・16日がとても楽しみである。