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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-06-11-Wednesday 大人になっていない

秋葉原の事件を起こした

加藤智大は25歳にもなって何を甘えたことばかり言っているのだろう。

全てを「人のせい」にしているではないか。

私は講演の中で『成功した人というのは、「成功は他人のお陰、失敗は自分のせい」という考え方が出来る人が多く。逆に失敗した人というのは「成功は自分の力、失敗は他人のせい」という考え方の人が多い』といつも言っている。北の屋台を経験してこのことが良く判ったからだ。

この伝でいけば加藤はまさしく後者に当たる。

容姿にコンプレックスがあって、恋人が出来なかったとも言っているが、容貌よりも立ち居振る舞いが大事なのだと思う。確かに見かけだけで判断する人が多くいることも事実である。

動物だってカラスは色で損をしているし、パンダはタレ目で得をしている。

第一印象は重要な要素ではある。だからこそ普段からの態度を良くしなくてはならないのだと思う。世の中には顔はハンサムだが人間としては最低の奴だって多いのである。外見だけで判断しないようになるには人付き合いの経験が必要なのかもしれない。

最近の若者は、フェースtoフェースで直に触れ合うことをしない。すぐ目の前に居る人にも携帯やパソコン等でコミュニケーションしてばかりいるから、生身の人間の良さが分からなくなっているのだろう。顔の細かな表情や仕草等がコミュニケーションには重要な要素なのに、それらを省いてしまっている。

今回の事件にも携帯のサイトが深く関わっている。

「不便さが生み出すコミュニケーション、便利さが殺すコミュニケーション」という造語を講演で使っているが、相手を特定しない、誰に向けて発信しているか判然としない、薄っぺらな表面だけのコミュニケーションの仕方に大きな問題があると思うのである。