グリーンピース。
捕鯨船に船をぶつけたりする活動は新聞やニュースで見て知っていたが、この種の過激な活動は好きになれないなぁとずっと思っていた。
今回の宅配会社から鯨肉を持ち去った事件は、誰が見ても明らかに窃盗である。
正義の為なら何をやっても許されると思っているのだろうが、とても驕った考え方だと感じる。まるで「私が法律だ!」とでも言わんばかりである。
環境活動は、大勢の人たちの共感を得られる活動でなければ実を結ばないと思う。一部の過激な活動は反発を感じこそすれ、共感するものではない。
鯨の問題に関しては、以前から大きな矛盾を感じている。かつて鯨油を燃料に使う為に鯨を殺しまくり、油以外は捨てていた連中である。江戸のペリーの黒船だって鯨を求めて来たのではなかったのか。今更「かわいそうだ」とはなにごとか?同じ動物の牛や豚や鶏はどうなんだ!
理屈が通らんではないか。動物差別だろうが。
人間はこの地球上で暮らしている以上は、何らかの生命をイタダイテ暮らしているのである。生命を呉れたものに感謝して、余すところ無く活用するのが本来の姿勢であろうと思う。日本人は鯨は捨てるところ無く活用してきた。油だけ取って他は捨てていたのとは違うのである。
一方的で独善的な正義というのは危ういものだ。
文化の違い、考え方の違いを理解する努力が欠けている。
でも、今回の事件は日本人が起こしたのだしなぁ〜・・・