時間は万人に平等だ!というのはデタラメである!
先ごろ、高校卒業30周年の同期会を十勝川温泉のホテルを会場に開催した。幹事代表として5年毎に呼びかけている集まりだが、今回は遠方からの参加者には旅費の一部を援助したので、前3回には不参加だった人が大勢初参加して8クラス360人中の101人、恩師も3人が出席し、明け方近くまで話が尽きない一夜を過ごした。
しかし、そこに集まった人間が同じ年齢とはとても思えなかったのである。会を盛り上げる趣向として、卒業アルバムの写真を転写して名札を作成したのだが、30年前の姿とは似ても似つかぬ姿になったものだから「おまえ、誰だよ!」の声があちこちから聞こえてきた。
還暦を過ぎている先生が50歳代前半にしか見えないほど若々しいのに、逆に皆から先生と間違えられて挨拶されるような老けた同期生がいた。名字が変わった人もいれば、元に戻った人もいるし、孫ができておばあちゃんになったという人もいた。まさに人生いろいろである。
歳月は人の容姿を変えるものだが、髪の毛と体形が特に重要だ。
「みんな、ずいぶんとブザマな姿になったなぁ」と言ったら、「おまえにだけは言われたくない」と言い返された。
そうかなぁ、どうやら我が家の鏡は歪んでいるみたいである。