ウァ〜、痒いョ〜。8月下旬の夕方、突然、体中にじんましんの発作が出た。さすがの私もその晩は飲みに出ず、妻を前に家でおとなしくしているだけであった。
多少痛いのは我慢できる。しかし、痒いのだけは我慢できない。めったなことでは行かない病院嫌いなのだが、翌朝すぐに駆けつけた。
結局、原因は特定できなかったが、普段の生活態度を正直に答えたために、「酒を控えて肝臓を休めるように」と厳しく言い渡された。
いまさら健康に気を使って節制しても、いつ事故に遭うかもしれないからとうそぶいて、毎日酒を大量に飲み続けていた人間が、急に2ヶ月以上も一滴も口にしないものだから、「おまえもついに長生きしたくなったのか?」とからかわれることしきりである。
もっぱら寝酒中心で、飲まなきゃ眠れないと思い込んでいたのだが、飲まない方が寝つきが良く、ベッドに入った途端に眠れるようになった。しかも寝起きが実に爽快なのだ。これまでは睡眠というよりは昏睡に近かったのかも・・・。
毎晩飲んでいた酒の高カロリーを摂取しないのだから、少しは痩せるかと思ったが、一向にその気配がない。それもそのはずで、口が寂しくてついついチョコレートやアイスクリームを食べてしまうからだ。
酒を止めたら、今度は糖尿か!ウ〜ム、健康は命より大切だ!