先日、講演で訪れた広島でとても奇妙な経験をした。方向感覚には絶対の自信を持っているのだが、なんと道に迷ってしまったのだ。しかも自信が揺らいでいるその時に、講演で同席した自称霊能力者という人から、私の前世や巡り合わせについてこんこんと説かれたのであった。
4度目の年男であった今年は、私にとって様々な事に終止符を打つ年回りに当たったようなのである。
まずは30年以上も毎日大量に飲み続けていた酒を(アレッ!計算が合わないゾ!)8月末からピタッと止めているし、10年以上続けてきた「まちづくり」活動も今月で期限が終了する。
そしてなによりも残念なのが丸4年間、37編を書いてきたこの「朝の食卓」の担当が、今回で最後となってしまったことである(500字程度の文字数にまとめる難しさと、自分の文章が大勢の読者に読まれていることの緊張感が良い刺激になった。感謝!感謝!である)。
なんでも私の前世は、大変徳の高い宗教家であったそうな(検証は不能だが・・・)。
そういえば私の人生訓は「人間万事塞翁が馬」なのであった。これからは達観して、運命に逆らわずに生きてみるとするか。
妻からは「売りビルと唐様で書く三代目」にならぬよう、本業にも身を入れてね〜と、きつく釘を刺されている・・・。